2009年12月10日木曜日

広島,大阪

2009.11.12[Thu] に広島へ,11.19[Thu] に大阪と二週続けて出張に行きました.
去年の 12月もそうでしたが,二年続けて年末付近に国内出張というのが続きました.またしても両日とも日帰りではありますが.

広島は以前仕事で何度か来ましたが,観光要素の高い土地柄にも関わらず仕事以外で訪問したことが無いのです.若干寂しいですが.特に今回は前日の午後から体調を崩して早めに帰宅して寝込んだのですが,熱が出てしまい出張そのものが危ぶまれました.しかも昼頃からの用事だったので JL1601 (羽田 06:55 発) とちょっと早めの便を予約していたことも裏目に出ました.代わりのいない仕事だったこともあり,若干無理をして起き上がったら何とか歩けたので,マスクをして朝5時台の電車で羽田空港に向かいました.ラウンジにも寄らずにそのまま搭乗しました.朝早かったこともあり,ずっと移動中座れたのが幸いしたように思います.広島空港に到着した頃は少し回復していました.
仕事もなんとか終えて,少し早い便に変更して戻りました.そういえば,去年の札幌のときも溶連菌でひどい目にあったのでした.体調管理が悪いですねぇ.

翌週の大阪は新幹線です.本数が多いだろうと事前に予約をせずに当日予約で乗りましたが,何とかなりました.先週の熱の影響が若干残ってはいましたが,それほど体調は悪くありませんでした.ほぼ予定通りに到着して仕事を片付けて,ちょっと関係者と飲んで帰りました.大阪は数年ぶりでしたが,堂島や梅田あたりに高層ビルが乱立していて,ちょっと見ない間に随分変わったという印象です.
その中の一つ,梅田駅そばの Hilton Plaza West の地下にある民生というお店に行きました.神戸の中華街 (南京町) のお店と関係があるみたいです.

いかの天ぷらが有名みたいで,確かにかまぼこのような食感でちょっと変わっていました.

帰りも同様にその場で新幹線の座席を予約して帰りました.名古屋で気がついたのですが,車両がN700で無線LANが使えました.新型NEXと同様足回りに UQ を使って BBmobile がそれに roaming する,といった関係みたいでした.窓側には電源もあります.

2009年12月4日金曜日

悪人

吉田修一による小説.単行本は2007.04.06発売で読んだ文庫版は2009.11.06発売.単行本版の評判が良かったのでずっと読もうと思っていましたが,大きいとかさばるので文庫版が出るのをずっと待っていました.吉田修一の小説は芥川賞をとった「パーク・ライフ」以来ですが,心理描写というかそれもくどくならない適度に押さえられた表現が印象的だった記憶があります.今回も長編の割にはあっさり読めました.

大筋の構造としては,事件が起こりその関係者それぞれを描写していくことにより,全体像をつなぎ合わせて行く,といったところ.九州北部を舞台としており (著者の地元),方言といい個人的には異国並みに遠い地域の話ではありました.いずれの登場人物とも,ごく普通に生きてきて,その過程で特段の落ち度も無くむしろそれぞれの環境でそれなりに生きてきたものの,結果として不遇に見舞われてしまう,みたいな感じのお話です.安っぽい言葉で言えば社会が悪い,ということかもしれませんが,それぞれのちょっとした不備が突発的に集約されて暴発し,それがそれぞれに跳ね返ってくる,みたいな感じでしょうか.
こういった小説は,ちょっと前は多かったよなぁ,最近少なくなったよなぁという感じの作品でした.

2009年12月1日火曜日

Philadelphia, PA, USA

2009.10.25[Sun] から 2009.10.31[Sat] まで 5泊7日で米国 Philadelphia へ出張してきました.
Philadelphia は東海岸にあり丁度 Washington D.C. と New York の中間あたりに位置します.米国の中では比較的古い町並みが見られます.独立宣言が行われた場所らしく,自由の鐘を見ることができます.丁度,野球の World Series が行われている最中で,残念ながら滞在中には地元 Citizens Bank Park での試合はありませんでしたが,街は垂れ幕などがあり結構盛り上がっていました.





東京より若干寒い感じでしたが,丁度,紅葉がきれいな時期で,古い街並の街路樹がなかなか趣きがあって良かったです.帰りの空港で映画のポスターが沢山あって気がついたのですが,かなり多くの映画がこの Philadelphia で撮られたのですね.Rocky は有名ですが,ほかにも M. Night Shyamalan 監督の出世作である The Six Sense もここ Philadelphia が舞台だったようです.そういえば趣きというか寒々とした感じは何となく通じるものを感じました.


10月は上旬に Lisbon へも出張しており,同じ月に反対方向でほぼ等距離の都市 (Lisbon は 9時間遅れ,Philadelphia は夏時間で13時間遅れ = 一日ずらして9時間進む) に移動したことになります.Lisbon では時差調整ができましたが,Philadelphia は全く jet lag が直らず,毎日 2時 (AM) に目が覚めてしまうという体たらくでした.もう体力というか柔軟さが無くなってしまったようです.多分,曇りというか雨の日も多く太陽をきちんと浴びられなかったことも敗因かもしれません.

そういえば,飛行機の中で Amazon Kindle で本を読んでいる人を多くみかけました.結構流行っているんですね,Kindle.