暫く間が空きましたが,2009.06.07[Sun] - 06.13[Sat] と The Netherlands, Amsterdam へ出張に行ってきました.
本来は swine-flu の影響で出張が制限されている中,状況が改善しないので諦めていたところ,ぎろぎりでどんでん返しとなり実現となってしまいました.実質 2日での準備となり,飛行機も
KLM となってしまいました.何故か今年は
SKY TEAM が多いですね.
結論から言うと,KLM はそんなに悪くは無かったです.行きは 777-200 で帰りは 747 だったのですが,747 はまだ個別の液晶画面が無いのはどうかと思いましたが,それを抜きにすれば欧米の carrier としてはアルコールも無料ですし,食事もそんなに悪くありませんでした.量は若干物足りない人は居るかもしれませんが,もうそんなに食べられませんし,間にアイスクリームか Noodle (Nissin Cup Noodle ですが) あるのも good です.
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Amsterdam は初めてでしたが,やはり古い街という印象を受けました.道路がまっすぐではない上に,車とトラムと自転車と人が混在 (一応区分けはありますが) する道はかなり歩きにくいです (石畳も多いがこれは別問題).自転車はどれもこれも古く,ハンドルにはブレーキが付いていません.ブレーキはペダルを逆回転させるらしいです.レトロな自転車も多くハンドルと前輪の間に荷物箱が備え付けられている自転車も多かったです.朝なんかはそこに子供を乗せて (シートベルトで固定される) 送り迎えしている人を多くみました.中央駅からダム広場あたりを中心に放射状に運河に取り囲まれていて橋も多いし古い建物が傾いている感じです.治安は若干悪そうですが,とびきり危険という感じではないと思います (多分).
オランダといえば風車 (windmill) ということで,とりあえずガイドブックに書かれていたライ駅 (Station Rai) 近くのものを探しにいきました.ガイドブックには明確に場所が記載されていなかったのですが,書かれているアムステル公園 (Amstelpark) に行ってはみたのですがなかなか大きい公園で,歩けども風車は見つかりませんでした.かなり歩いてようやく発見したのが以下です.しかし,帰りに空港に向かう途中に発見しましたし,別なところでも見かけましたので,市内にもまだ結構残されている様です.ガイドブックはもう少しわかり易い所を書いて欲しいとおもいますね.
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この時期の欧州,しかも北の方に位置する Amsterdam では,やはり 22時くらいからでないと暗くなりません.なので時間の感覚がくるってしまいます.そうでなくても jet lag の影響があるので厳しいのですが.また,さすがに年をとるとかなり時差の克服が難しくなります.柔軟性が無くなってしまうためでしょう.今回もなんだかんだで準備が遅れて出発前に 3H ほどしか睡眠をとれなかったのですが,それでも飛行機では 4H くらいしか眠れず (それでも寝た方ですが) 到着後も頑張って 22時 (現地時間) まで起きていたのですが (夕方うとうとしましたが) 翌朝は 4時には目が覚めてしまいました.これでも随分頑張ったのですが.これではいかんと思い,翌日随分歩いたのですが,そのおかげで翌朝は 6:00 まで眠れました.飛行機だけだと体を動かさないので,結局は駄目みたいですね.日の下で少し動かないと駄目みたいです.その後は順調に時差を克服できました.
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いつも通り,あまり自由時間は無かったのですが,帰りの飛行機に乗る前にトラムに乗って国立博物館 (
Rijksmuseum, 日本語では国立美術館とも表記されますが) とゴッホ美術館 (Van Gogh Museum) へは行ってきました.国立博物館とはいっても,それほど大きくはなく,時間が無かったこともあり 2H 弱でぐるっと観てきました.有名なのはレンブラント (Rembrandt Harmenszoon van Rijn) の夜警 (The Night Watch) やフェルメール (Johannes Vermeer) の絵です.ゴッホ美術館は撮影禁止なので絵はありません.国立博物館は誰も写真を撮ってなかったので禁止かと勝手に思ってたらそうでも無い様です.夜警は巨大です.フェルメールは本来は 4枚あるようですが,恋文 (The Love Letter) は
Voncouver Artgallery に貸し出し中とのことで,小路 (The Little Street) と牛乳を注ぐ女 (The milkmaid),手紙を読む青衣の女 (Woman in Blue reading a Letter) の3枚を観ました.フェルメールの作品は三十数点と少なく,昨年日本に 7点来日してフェルメール展が開催され,ちょっとしたブームになったようですが (行っていない),これまで米国の
National Gallery of Art と仏国の
Musee Louvre で (偽物と思われるものも含めて) 9点ほど観ている計算なので,とりあえず勝ちということで :-)
ゴッホは相変わらずのタッチでした.まとまってある程度の作品が揃っているのでそれぞれの時代の描き方や,何となく誰かの真似をしているんじゃないかと思われる様子などが良くわかります.
オランダでは英語教育がきちんとされているのですかね.少なくとも Amsterdam ではほとんど英語で通じました.あと美術館もきちんと英語での説明も付記されているので便利です.日本語の音声ガイドもあるのですが時間に余裕が無いときは落ち着いてみられないので.昼あたりから両美術館とも混雑してきますので,午前中の早めに行くのがお勧めです.
オランダはどうやら欧州でワイン生産地の北限らしいです.そのオランダ産のワインを
Haesje Claes というレストランで発見したので頼んでみました.きっと美味しく無いよと反対したのですが,意外に結構飲めました.このレストランはガイドブックにも載っていて,日本語のメニューも置いてあります.ニシン (Haring) は結構美味しかったです.
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ワインは
De Kleine Schorre というところの Pinot Gris でした.