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2010年5月16日日曜日

1Q84 Book3

村上春樹を読み始めてからもう四半世紀でしょうか.最初は勿論「風の歌を聴け」でしたが,そのときの年齢や時代,それらの変化が合っていたのでしょう,新刊が出るたびにずっと読み続けています.エッセイや紀行文などはわりと軽めですが,小説は段々と重苦しくはなってきているように感じます.



「ねじまき鳥クロニクル」のときもそうですが,最初に2冊 (第1部と2部) が出て若干消化不良気味な終わり方のあと,暫くして 3冊目が出ました.いずれも出さなくても大筋としてはあまり影響は無かったと思わないでもありませんが,いずれも続編で多少 (Book 3 はかなり) 救われた感が増します.好みの問題もあるかと思いますが.
それにしても牛河さんはちょっと可哀想ですね.以前も同じ名前で似たようなキャラクターが出てきましたが,ある種の象徴として利用しているのでしょうか.ちょうど手塚作品でのヒョウタンツギ (これはちょっと違うか) やランプみたいな存在でしょうか.
この作品も,二つの世界 (1984 と 1Q84) が出てきますが,言わずもがなですが "世界の終わりとハードボイルドワンダーランド" でも二つの世界が出てきます."1973年のピンボール" でも双子が出てきます.村上氏は一人っ子のせいでしょうか,似たような二つのもの対する思い入れが何かあるのかも知れません.

2009年5月27日水曜日

1Q84

村上春樹の最新刊.2009.05.29[Fri]発売と発表されていたが05.27[Wed]には三省堂書店に並んでいました.上下刊 (正確には Book1 と Book2) とも各1,800円.早速購入.テレビのニュースでも報道されていました.

翌週には上巻(Book1)が売り切れとか.本当かと思って水曜日あたりに三省堂書店に行ってみたら本当に無かった.増刷が追いつかない状況とか,三省堂書店恒例の本のタワーがこじんまりとしていたので,内容がいまいちであまり力が入っていないのかなと思っていたくらい.通勤時間を利用してようやく上巻(Book1)が読み終わったところ.なかなか不思議系のお話ですが,ようやく話が展開してきたところ.

出張を利用して読破しました.そうですねぇ,言わんとする事柄はなんとなく理解できるのですが物語としてもう少しメリハリというかエンターテイメント性が欲しかった気がします.しかしもう100万部突破ですか.出版不況にあっては書店としては有り難いのでしょうけれども.帰国してから書店に行くと Book1 も並んでいました.増刷が追いついたのでしょうね.

2007年7月12日木曜日

グレート・ギャツビー

最初に読んだのはかれこれ10年以上前でしょうか.
読んだきっかけは村上春樹の影響でした.野崎孝訳だったのですが.村上さんも自身でも多くの人の感想として述べられている通り,そんなにすごい小説かなというのが最初の感想でした.その後,ようやく村上春樹訳として出版されたのですが,正直,粗筋を覚えてしまっているので (実際かなり忘れていましたが) 手に取って実際に読むまで少し時間がかかってしまいました.
the great gatsby
読んだ感想としては,コンパクトにまとまっているし,情景が目に浮かぶような描写も多く,なるほどレベルの高い小説だな,と思いました.本質的に映画もそうなんですが,本を読む場合も story 重視の傾向があって,風景描写や感情の細かい表現はイライラするほどではないですが,どちらかというと読み飛ばすような傾向があるのですが,その意味では比較的きちんと読んだ方ではないかと思います.