2009年10月18日日曜日

Lisbon, Portugal

2009.10.05[Mon] から 10.11[Sun] と 6泊8日で Portugal の Lisbon へ出張に行ってきました.
Lisbon は英語名称で現地のポルトガル語では Lisboa となり,ユーラシア大陸の最西端の国です.今回は同行者とあわせるためにいつもより 1日早く,飛行機の都合で一日遅くに帰国しました.おかげで今回は少し観光らしいことができました.それでも大仕事があったりと気が抜けない出張でしたが.



上は,サン・ジョルジェ城 (Castelo de São Jorge) のもっとも高い部類に属する城壁に埋め込まれた碑です.ここでは LISBOA と書かれています.このお城は街の中心近くの高台にあり,ちょっと登るには一苦労でした.その分,街を一望でき,眺めはとても良いです.入場料は 5EUR ですが,9:00-21:00 まであいています.夕日に照らされる町並みは多分荘厳ではないかと思います (昼に行ったもので).夜にはライトアップされ,街から奇麗に見えます.





なかなか日本からは遠いですし,手前にスペインなどがあるせいでしょうか,それほど日本人の観光客はみられませんでした.その代わりに欧米人のお年寄りの観光客が多くみうけられたような気がします.
リスボンの市内には,鉄道の他に,バス,路面電車,地下鉄,ケーブルカーなど様々な交通手段があります.鉄道以外は carris という会社が運営しており,一日 3.7UERで乗り放題になります.市内中心部にあるエレベータ (Elevador de Santa Justa) にも乗れます.地下鉄はゾーン制になっており,リスボン市内はほぼ 1ゾーン 0.8 EUR で乗れるので,欧州としてはかなり安価な方だと思います.乗り方は簡単で非接触式のカード (Viva Viagem) を地下鉄の改札やトラムの運転席後ろあたりにある機械にかざすだけです.このカードはチャージ式になっており,再利用可能です.紙でぺらぺらなので普通の切符かと思い,当初毎回カード毎を購入していましたが,実は発券代が 0.5 EUR かかります.最初はガイドブックと値段が違うじゃないかと思っていたのですが,まぁよい記念品になりました :-)





ポルトガルの人に,観光するなら 28番の tram が良いと何度も言われたので,乗ってみました.Martin Moriz のあたりから出発しますが,広く知れ渡っているせいか,かなり行列ができます.休日などは朝早めに乗る方が良いかもしれません.古い街なので路駐などの車も多いのですが,すれすれで通ります.終点は墓地 (Cemiterio dos Prazeres) なので,手前で降りた方が良いでしょう.アルファマ (Alfama) 地区のサンタ・ルジア展望台 (Miradouro de Santa Luzia) からは海と白壁,赤煉瓦の風景はなかなか趣きがあり,いかにも港町といった風景です.





リスボン市内から鉄道でちょっと足を伸ばすと世界遺産にもなっているシントラ (Sintra) があります.残念ながら曇っていて途中雨もふったりで,ペナ宮殿 (Palácio Nacional da Pena) へ行ったものの (ちょっと偶然もありましたが) あまり絶景は観られませんでした.Sintra からバス 403番に乗るとユーラシア大陸の最西端であるロカ岬 (Cabo da Roca) へ行くことができます.バスは Sintra 駅前から出発します.本数が少ないので事前に時間を確認して観光すると良いでしょう.ロカ岬からカスカイス (Cascais) へ行きそこから電車で Lisbon 市内に戻りましたが,Sintra へ戻る方法もあります.






ベレン地区 (Belém) には,発見のモニュメント (Padrão dos Descobrimentos) やベレンの塔 (Torre de Belém),ジェロニモス修道院 (Mosteiro dos Jeronimos) などの世界遺産もあります.





食べ物としては,タルトや魚料理,ポルト酒などが有名です.今回は少し自由時間があったこともあり,少し見て回ることができました.なかなか良い街だと思います.お勧めしたい場所の一つです.