2023.10.08[Sun]〜2023.10.15[Sun]まで6泊8日で米国New York州のBrooklynに出張で行ってきました.New Yorkは6度目の訪問で,昨年に引き続いて同じ時期に同じ目的で訪問しました.
さすがにこの年で,時差13時間はなかなか厳しく,到着時もホテルの部屋に入ってから水などの簡単な買い物をTrader Joe'sに行ってからは,ウトウトと結局翌朝まで寝てしまいました.まぁ昨年も来ましたし,今回は特に何かしようという目的も設定もしませんでした.昨年失敗がありましたので,無事に仕事をして帰国することが,まぁ目標みたいなものです.なので朝といっても4時くらいに起きた(正確には起きることにした)ので,少し気合いを入れて走ってみました.
コースはいつも通り,Brooklyn Bridgeを渡ってOne World近くのGrand Zeroをぐるりと回って戻るルートです.加齢もあり最近走ってなかったこともあいまって,かなりきつくなって少し休みながらですが,8km弱走りました.夜明け少し前の明るくなり始めた橋からの風景は,何度来ても良い感じです.そのためか,ウェディングドレスなどを着て写真を撮る人もちらほら居ます.そうしたビジネスがあるのでしょう.肩を出したウェディングドレスは,かなり寒いとは思いますが.この時期の夜明けは大体7時少し前あたりです.真っ白でたくさんの羽が生えたようなWorld Trade Center駅は,中も真っ白で朝の人が少ないこともあって教会のように荘厳な感じがします.また,最終日(2023.10.14[Sat])にもあとは飛行機に乗るだけなので,朝走りました.今度はManhattan Bridgeを渡って中華街を通ってBrooklyn Bridgeを通って戻るコースにしてみました.
Brooklyn側からBrooklyn Bridgeに行くためには,Brooklyn Bridge Promenadeをまっすぐに走るか,Cadman Plaza East通りから橋の道路の真下から階段で登るかになります.ところがManhattan Bridgeは入口が少しわかりにくいです.答えはJay Streetから小さな公園みたいなところに入ってManhattan Bridge Pedestrian Pathを通るのですが,その入り口で少し迷ってしまいました.Manhattan Bridgeは,Brooklyn側から渡る場合,左端に歩行者用の通路があります.地下鉄と車の路線もある,大きな橋ですが,昼は分かりませんが,朝方は若干人通りも少ないので,気をつけた方が良いかもです.Brooklyn Brdigeは,Manhattan側は途中で上り下りする場所が無いので,始点であるCity Hall Parkあたりから登る必要があります.このManhattan Bridgeを通ってBrooklyn Bridgeをぐるりと回るコースもおおよそ8km弱のコースになります.
Manhattan Bridgeといえば,私としては佐野元春(Niagara Triangle Vol.2)の「マンハッタンブリッヂに佇んで」ですが,多分渡るよりは下から見上げながら夜景を見た方が良さそうな気がしました.そういえばバルセロナに行った時も「バルセロナの夜」を聞いていましたが.
予備的に用意していた10.13[Fri]がその前日で用事が済んでしまったので,空いてしまい,少しManhattanに行ってみました.丁度中東方面が騒がしくなっていたので,少し躊躇しましたけれども.結論としては,警官も多く特に何か騒動に巻き込まれることはありませんでした.前回,前々回とMET(The Metroporitan Museum of Art)に行ったので,今回はMoMA(The Museum of Modern Art)に行ってみました.Manhattanのほぼ中央で高いビルに囲まれた中程度のビルにMoMAはあります.料金は事前に予約等せず直接自販機みたいな機械で購入して25USDでした.
ちなみに,昨年はJFK空港付近の路線だけが対応していたVISA Touchによる乗車ですが,今回は一般のMTR(地下鉄)まで利用可能になっていました.もともとNYの地下鉄はFeliCaのようなカードではなく磁気方式のcharge式カードを使っていたはずですが,残高を気にせずしかも残高が無いように使おうとするのに比べれば楽だと思います.ちなみに料金は固定で2.9USDです.
現代美術はもともと少し苦手だったので,San Franciscoも含めてMoMAは敬遠していたのですが,Klimtの絵があるNeue Galerie New Yorkとどっち行くか悩んだのですが,まぁ一度は行った方が良いだろうということでMoMAにしました.
MoMAの中に入ると,どこからが入り口かちょっとわかりにくいのですが,ticketを持って進むと一応確認してくれたみたいで,一応境界はあったみたいです.1Fに大きなスクリーンに絵の具をぶちまけたような動画が上映(?)されていて,多くの人が魅入っていました.新宿にも猫の3D広告がありますが,立体的に見せる感じは似ていますね.そこから階段を登り,エスカレーあでフロアを移動できます.有名なのはSalvador Daliの代表作とされている記憶の固執(La persistencia de la memoria)ですが,かなり小さい絵でした.実物を見ないとわからないものですね.あとはPablo Picassoが幾つか,Vincent Goghの星月夜(The starry night)と他2点ほど,Henri Rousseauの眠るジプシー女(La Bohemienne endomie)など有名どころもありました.
個人的には,Rene Magritteの絵が見られたのはよかったです.小さい頃に漫画でピレネーの城(The castle of the Pyrenees)を見て興味をもっていました.肝心のピレネーの城はイスラエル美術館にあるみたいです.今はちょっと行けない感じですけれども.帰りにTrump TowerやApple Store, Rockefeller Center(丁度スケートの氷を張っている作業中でした)をみて,地下鉄(MTA)でホテルに戻りました.途中,写真スポットにもなっているBrooklynのDumbo地区に寄って,写真を撮りました(冒頭のもの).Dumboの写真スポットは,Google Mapにも印がついています.ポイントは,Manhattan Bridgeの橋脚の足元の間に,Empire State Buildingが見えるところみたいです.Manhattan Bridgeといえば,Niagara Triangle Vol.2に収録されている「マンハッタンブリッヂにたたずんで」を思い出します.バルセロナに行った時は「バルセロナの夜」を聴きましたが.
帰国日は,最初に書いた通り朝少し走って,今回は早めにホテルを出発し,Google Mapで途中経路を確認しつつJFK空港に向かいました.以前(前々回)はMTAで近くまで行けたと記憶しているのですが,Google Mapの経路では,途中駅を降りて,徒歩で別の駅へ移動し,地下鉄ではない普通の列車(LIRR: Long Island Rail Road)に乗り換えました.雨が少し降ってきたので,急いで乗換駅に行きました.5分くらいでしょうか.乗換駅は無人駅で最初反対側のホームに登ってしまい,慌てて降りて道路を横切って反対側のホームに移動しました.乗車すると駅員が来て切符を購入しました.カード決済ができます.MTAに比べるとちょっと高いなとは思いました.LIRRでJamaica駅まで到着し,そこからAirTrainで空港です.自動改札ですが,クレジットカードで通れます.
1USDが100円あたりを経験していれば,滞在にかかる費用はインフレであってもさほどの金額ではないですが,ちょうどこの時期150円/USDくらいに達していて,ここで暮らすのはなかなか厳しいだろうなとは思いました.
今回は,昨年の経験(生まれて初めて飛行機に乗り遅れる)を踏まえて,改めて旅行を甘くみないで,無事に帰ってくることを目標に出張してきました.一応,今回の目標としてはそれは達成できたと思います.