2007年10月23日火曜日

Confession of Pain

9月から10月にかけての出張で,ずいぶんと飛行機で映画を観ました.
液晶の画質もいまいちで,きっと編集しているでしょうし,大抵お酒を飲んでいるので記憶力も曖昧なのですが.その中で印象に残ったのが香港映画の "傷城 (Confession of Pain)" でした.

昔の日本もこういった映画を作っていたような気がするのですが,最近は TV とのタイアップものばかりでつまらないですね.その意味で最近はこういったアジア圏の映画が面白いと思うようになりました.やや暴力的な内容が多いですが,人の哀しみというか憂いみたいな部分をうまく表現してきているような気がします.
主人公 (Tony Leung Chiu Wai) の奥さん役がいい味だしているなぁと思いましたが,あとで調べると徐静蕾 (Xu Jing Lei) でした.これも以前に飛行機の中で観た "Last Love, First Love" の印象がすごい良くて,今回もいい感じでした.映画監督でもあるらしいですが,要注意ですね.

アカデミー賞をとった "The Departed" が "無間道 (Infernal Affairs)" のリメイクでしたが,本作もすでにハリウッドでのリメークが決まっているようです,デカプリオで,

Los Angels, USA

2007.10.13[Sat] に LA に移動しました.
JFK から LAX まで 6H ほどですが,JFK で離陸渋滞があったり何かジグザグ飛行して時間を稼いでいたような気もするし,飛行機は小型でしかもほぼ満席という状態で,移動に関してはこれが一番きつかったように思います.
実は最初に USA に来たのがこの LA で,初めて一人で空港に降り立ったのがこの LAX でしたので何となく感慨深いものがあります.滞在するのは LA の南側の Torrance で,日本企業が多いところです.工場の集合体のような地帯ですので,歩ける範囲にどこか立ち寄れるような場所はありません.今回は幸い現地の方に車をだしてもらい大変助かりました.その節はどうもありがとうございました.

到着当初は天気もよく,海へも行きましたが砂浜がずっと続いていて,なかなか良い場所ですね.桟橋では釣りをしている人だらけなのが日本と少し似ているかも.海ではサーフィンをしていて,日本より波が良いのでやりがいがあるかもしれませんね.日本に居たら決してしないと思いますが,ここで暮らしていたらするかもしれません.砂浜でぼーっと Beer でも飲んでいるかもしれませんが (ひょっとして違法かな?).

次の日は San Diego で Air Show があるというので行ってきました.10月というのに昼の日差しが強烈で,かなり焼けてしまいました.しかもサンバイザーを配っていて,それをしていたのでオデコが変な焼け方をしてしまいました.空を観るので便利ではありましたが.
平和主義者なので,こういった戦争を目的とした機械にはさほど興味は無いのですが,それでも人間の英知といいますかあの旋回能力と速さにはさすがに驚かされました.加速すると飛行機の周りにきれいな円形の空気の渦が出来るのです.あれだけの速度ですから,多分ちょっとでも設計を失敗するとカルマン渦とかできて危険な状態になると思うのですよ.F16 とかすごいですね.あと Nighthawk も見ました.朝一番で飛んでいたのでちょっとだけですが,あんな形して実際に飛ぶんですね :-)
以下はパラシュート部隊の降下の様子.ほとんどパラグラダーみたいなパラシュートで,器用にくるくると回ります.


駐車場からちょっと遠くて,ずいぶん歩いたような気がしますが,人も多くて,帰りはこんな感じでした.子供連れも多かったので,子供達は大変だったんじゃないかなぁ.


10.15[Mon] に予定通り仕事をこなして,翌日 10.16[Tue] に出発して翌日 10.17[Wed] に無事日本に帰国しました.
今回は,ずっと時差ぼけが直らず,Washingtond D.C. に居ても New York に居ても,3H の時差がある LA に居ても 5:00AM 頃には起きてしまいました.帰国してからは夕方は眠くなるし,朝 5:00AM には一旦目が覚めてしまうし,といった感じでまだ完全に復調しておりません.もう歳でしょうかね.

New York, USA

2007.10.12[Fri] に New York に移動しました.
New York は 3度目ですが,今回は一泊だけで,次の日にはすぐに移動でした.ほとんど観光らしいこともせず,夕方少し散歩した程度でした.相変わらず人が多く,賑やかなところです.
この前日くらいから,Washington D.C. も含め急激に冷えました.それまでが暑かったのかもしれませんが.

Rockefeller Center ではすでにスケート場が open していました.余裕があれば,夜の GE Building (Top of The Rock) も登ってみたいですが,もう寒いですよねきっと.

2007年10月22日月曜日

Washington D.C., USA

Washington D.C. といっても,滞在場所はお隣の Virginia 州 でした.DCA (National Airport) のすぐ近くでしたので,地下鉄で移動すればすぐに D.C. ですが.
途中合間をぬって 2度ほど D.C. 方面へ行きました.一番好きな場所は National Gallery of Art です.なんといってもこれだけの名画が無料で閲覧できるのが素晴らしいです.職業柄,他の Smithsonian の博物館行きそうな感じですが,二度目にもかかわらず何となく絵画を観てしまいます.
丁度英国の画家,Turner の特集展示をしていました.何となくぼけた絵の印象が強かったのですが,意外にもはっきりとしたきれいな絵も多く描いていたことがわかりました.あと最近有名になっている Vermeer の絵もあります.


あとは,某集まりで FBI そばの Spy Museum への行きましたが,子供時代なら喜んだかも知れませんが,この歳では今ひとつの印象でした.特に spy ものは戦争と切り離せない関係にありますし.以下はその周辺の写真です.


Washington D.C. (の近傍) には6日ほど滞在して金曜の早朝に DCA から LGA へ移動しました.年をとったせいでしょうか時差調整がうまくいかず,それが幸いして早起きは苦にならなかったのがせめての救いでした.朝日がまぶしかったです.

USA 出張

2007.10.07[Sun] - 10.17[Wed] と11日間米国へ出張してきました.
今回は,Washington D.C → New York → Los Angels という三都市へ行きました.いずれも既に行ったことがある場所でしたので,新鮮さには無いのですが,このところの過密スケジュールとそれによる準備不足などもあり,あまり楽しむ余裕はありませんでした.
実は3年前の2004年の同じ頃にも米国に15日間というのがありましたが,それ以来の長さになります.3年前も Atlanta, SanJose, Washington D.C. と大陸ほぼ往復の行程でした.

それぞれの都市毎にすこしづつ記録をつけていきたいと思います.

2007年10月5日金曜日

過ごし易い日々

上海から帰国しての週末,久々に風邪を引いて,月火とお休みしてしまいました.
特に火曜日は熱が出て,その後遺症というか完全に直りきっていないのに,片付けなければならない仕事も沢山あって,今週はいろいろ大変でした.その合間に外に出ると,今日なんかはからっとした空気に青い空と白い雲と,一年で一番過ごし易い時期なのではと思います.
そんな日本の良い季節にまたしても出張です.
今回は全体で 11日間と久々に長く,しかも移動も多いので体調が心配ですが.

Shanghai, Kunshan

今年 6回目の海外出張は,中国の上海とそこから車で 1H ほどの昆山市 (Kunshan City) です.
目的が江蘇省昆山市で開催されるイベントで,滞在していたのは上海でした.中国は初めての国でしたが,上海は予想通りというか都会で今回は特に苦労とか不自由な点は少なかったです.滞在が 2007.09.24[Mon]-27[Wed] の 3日間という短い間だったからかもしれませんが.

午後に到着したのですが,今回は,自由時間も少なく,結果的にその到着から夕方までの非常に短い時間しかありませんでした.その合間をぬって,上海といえば外灘 (The Bund) だろうということで地下鉄に乗って行ったのですが,南京路を反対方向に歩いてしまい,思いっきり時間をロスしてしまいました.途中,二人連れのおねぇちゃんに時間を聞かれたり,偽物時計の客引きにあったり,マッサージ屋の呼び込みがあったりと忙しかったせいもあるかもしれません.
The Bund は,古い建物が沿道に連なりその夜景などの写真が広く紹介されたりしますが,建物の反対側は運河で川沿いは歩ける歩道になっており,観光客で一杯です.時間も無かったので早々に戻りましたが,時間があればもう少し夕暮れや夜景なども観たかったです.

翌日は某カンファレンスで,その夜は夕食が振る舞われ,上海蟹が出ました.元々,蟹が大好きという人種ではなく,蟹は費用対効果 (苦労とそれで報われる幸せ) のバランスが自分にとって著しく悪い食材,という認識をしているためです.どうやら,このカンファレンスがここ Kunshan City で行われた理由は,上海蟹の名産地で時期的にもちょうど良いということらしい,という感じがしています.隣の中国の方は手だけで器用に平らげていきますが,私にはどうしても時間がかかってしまいます.確かに以前,日本の某お店で食べたものより,大きく新鮮で身もありましたが.

今から考えると,いろいろ気の抜けない国なんだと思い出すことも幾つかありましたが,兎に角それなりの成果はありましたし,いろいろお世話になった方々には感謝いたします.