2009年3月23日月曜日

Beijing, China

2009.03.10[Tue]-03.13[Fri] と中国の北京へ出張してきました.
中国は2007年の上海, 昆山以来の二回目ですが北京はどうも良い印象がありませんでした.首都なので歴史的にいろいろな事件もありましたし,昨年はオリンピックの開催でそれに関連した negative な部分の報道をみるにつけ,どうも良い印象はありませんでした.
実際に訪れた感想としては,意外 (失礼) に都会で普通の都市だ,ということでした.確かに警察やら公安と書かれた車が沢山居ましたし,地下道や交差点に腕章をした人が立っているのは若干違和感がありましたが,ちょうど全人代 (中国の国会) が開催されていた影響のようですし,厳しい取り締まりをしている場面もみませんでしたので,むしろ安心感的に良かったような気もしました.


上記写真は,唯一観光地らしいところとして訪れた天安門広場です.ここは周辺の歩道から幹線道路で隔絶されて広場に出るには地下道を通る必要があります.ちょうどパリの凱旋門のような感じと言えばよいですかね.ちょっと前までは自転車が往来していたと記憶していますが,今は車だらけです.昔々,某企業がフレックスタイム性を導入する前,東京近郊の最大の工場が始業開始前に自転車通勤が集中して天安門前広場みたいだと揶揄されていましたが,もうこういった表現は過去のものですね.この地下道では下の写真のような検問が行われていました.

地下鉄に乗る場合も,荷物は X線検査が必要となります.通勤時間帯のラッシュ時とかはどうなるんだろうと思いますが,実際に水曜日の朝8時半頃に地下鉄に乗ってみましたが,X線検査はさほど混んでおらず,むしろ車内の混雑が激しかったです.日本でのラッシュを経験している身としてはそれほど苦はありませんが.

地下鉄の通路は上のような感じでした.地下鉄は乗り換えをしなければ一律 2RMB (元) ですので,当時のレートとしては 30円ほどで日本人にとってはかなり安いです.切符は香港などと同様に Felica 式の非接触タイプに統一されています.切符の自動販売機も各駅 (少なくとも利用した全ての駅) に備え付けられており,画面から行き先を選んで表示された金額を投入して確認を押すと Felica ふうのカードが発行されます.乗るときは改札のマークのある場所に接触させ,降りるときは改札のカードを差し込む穴に入れれば回収されます.Suica のよにチャージするタイプのものも売られているようです.後から作られたシステムらしく,非常に良くできています.

上記は若者に人気のエリアらしい西単(Xidan)駅周辺 (北方面) です.平日の夕方というのに結構多くの人でにぎわっていました.人の多さではインドも同様でしたが,さすがに夜遅くまで人がうろうろしている,ということは無かったです.単に寒いだけかもしれませんが.日本と違うのは小さな子供が若干少ないかな,という部分でしょうか.一人っ子政策も若干緩和の動きもあるみたいですが,下手をすると急速に高齢化しますからね.

上記は,到着した夜にホテル周辺をうろうろしたのですが,初日だったのでさすがに緊張して歩きました.北京駅前はちょっと広場ふうの広い空間になっているのですが,夜なのにものすごい数の警察の車が居ましたし.何となく治安的な悪さ的な心配より行政側に職質されたりとかいう方面が気になりましたが,滞在期間中結構北京の街をうろうろしたのですが,それほど物騒な地域には思えませんでした.姿形が似ているせいでよそ者と思われなかったせいかもしれませんが (そうでもないかも).
土地が広いためか,建物がいちいち大きくて頑丈そうで,そのためもあってか道路が広い幹線と一般道の接続が若干悪いような感じを受けました.基本的に横断歩道が必要そうな場所では,ほとんど地下道化されていて,そういった部分はよく考えているとは思いますが,逆にバリアフリーの観点からは結構まずそうな気もしました.まぁスロープなどを追加すれば良いのでしょうが.

2009年3月21日土曜日

大垣, 名古屋

2009.02.24[Tue] 日帰りで名古屋経由で岐阜県大垣市に出張してきました.日曜日に San Francisco から戻って一日おいて (この日も水曜日の仕事で大変だったのですが) すぐの出張でハードではありました.
名古屋はこれまで新幹線で通過したことは何度かありますが,下車したのは初めてです.岐阜には研究室の先生の実家があって,一度おじゃましたことがありましたが,意外に名古屋から近くてびっくりしました.30min くらいですかね.
名古屋はこの前まで好景気だったせいか,駅前はすごい高いビルが乱立していて,駅周辺の地下街も発展していて勢いを感じましたが,急速に景気もしぼんでいるようで,今後はどうなるかわかりません.少なくとも今回みた感じでは,まだそれほど深刻な感じは受けなかったです.元々の中心街は駅前とは別の場所の様ですが.
日帰りなので,デープな名古屋を堪能したとはとても言いきれないのがちょっと残念ではあります.たとえば NetNews (当時は fj) 全盛の頃に喫茶マウンテンの存在を知ってかれこれ相当な年月が経っていますが,まだ登頂は果たせていません.今ではそんな元気もきっと無いとは思いますが.
カメラは持参したのですが,ちょっと写真を撮るもろもろの余裕が無かったので,今回は無しです.

2009年3月18日水曜日

日本未来科学館

前後しますが,2009.01.10[Sat]にお台場にある日本未来科学館へ行ってきました.
冬は星がきれいに見えるので,ちょっとプラネタリウムでもと思って調べたところ面白そうな施設だと思って行くタイミングをはかっていたのでした.小学生以下は無料で,大人は入場料が500円でした.館長は宇宙飛行士の毛利さんです.
プラネタリウムは,事前予約制になっているので,最初に 1F にある機械で予約券を入手します.3F がナノ世界とか物理系の常設展示です.インターネットの物理モデルもありました.

円柱の部分が router だそうで,パケットに見立てたボールを運ぶのですが,データ部分の先頭に宛先情報もボールの組み合わせで表現されてそれをみて次の場所まで運びます.ボールは坂を利用して転がります.元々の仕組みを理解している人はなるほどと思いますが,ちょっと一般人には,なるほど感が得にくいんじゃないですかね.

隣にはロボットが何種類か展示されており,Honda の ASIMO のショーもありました.確かに動きは滑らかでよく頑張っている感じはありますが,全部の動きが予めプログラムされているのがみえみえで,もうひとひねりが欲しい感じを受けました.多分ですね,基本動作をきちんとモジュール化してそれらを総合的に組み合わせる判断部分の機能部分が今後の課題じゃないかと思います.ハードに強くてソフトがこれからという実に古い日本的な象徴のように思います.
プラネタリウム (ドームシアターガイア) では,バースデイというプログラムを上映していました.眼鏡をかけて立体に見せる仕組みです.もうちょっと迫力がある映像があればとは思いましたが,なかなか良くできていると思います.
何か観光ガイドにも載っているのかもしれませんが,日本人以外の方が結構いました.せっかく国の税金で作られた施設なので (たぶん) もっと利用すれば良いのに,と思いました.新しい建物でなかなか面白い作りにもなっています.

帰りはゆりかもめに乗って新橋から帰りました.ちょうど月が奇麗に見えていました.