2022年10月11日火曜日

iPhone

 諸般の事情により最近は Android (Xperia) も利用するようになりましたが,基本的に携帯電話は 3GS から iPhone を利用しています.現在利用しているのは,iPhone 6s で,2016.02 に米国 SanFrancisco で購入したものです.家族分も含めて 3台 Apple Store で購入しました (今は移転しましたが前の場所で).米国でわざわざ購入したのは,日本特別仕様でシャッター音が消せない (アプリで制御できるらしいですが) のと,当時は為替的に米国購入が多少優位性があったためです (tax とか含めるとまぁぎりぎりといったところ,オレゴン州とかならもう少し優位性はあると思います).

もう6年以上の経過していて流石にだいぶ前から買い替えるべきと思っているのですが,こうした事情から,米国で購入したいと思っていたところ,2020年半ばから米国はもちろん海外渡航が実質上できなくなり,そのまま経過してしまった,ということです.
今回,久しぶりに米国への出張が決まったので,果たして現地(米国)で iPhone を購入する (金額的) 優位性はあるのかちょっと調べてみました.

まずは,国内の販売価格を調べてます.金額がいずれも税込でした.
  • iPhone 14 (256GB): 134,800円
  • iPhone 14 plus (256GB): 149,800円
  • iPhone 14 pro (256GB): 164,800円
  • iPhone 14 pro Max (256GB): 179,800円
storage を 512GB にすると,いずれも 30,000円高くなります.次に米国の価格を web で調べてみます.
  • iPhone 14 (256GB): 929 USD
  • iPhone 14 plus (256GB): 1,029 USD
  • iPhone 14 pro (256GB): 1,099 USD
  • iPhone 14 pro Max (256GB): 1,199 USD
storage を 512GB にすると,200 USD 高くなります.米国は場所によって税金(sales tax)が違うので,税込表示ではないのだと思います.日本の価格から消費税を引くと,iPhone 14 pro が 149,819円ほどですので,1USDが136円換算となります.NYのsales taxは8.875%らしいので,支払う金額で比べると,同じく iPhone 14 pro で1196.54USDとなり,137.73円/USD換算となります.現在の為替レートは145円/USDあたりなので,ちょっと不利(1万円ほど高い)になります.

あと気になる部分は,利用できる電波の帯域です.米国のモデルはiPhone 14 proはModel A2650で5Gでは,日本のモデルのModel A2889と比べると,n256, n260, n261 が多く使えます.LTEでは,11, 21channelが使えません.NTT docomoでは,この21chennel(1.5GHz)を利用するらしいので,ちょっと不利です.
結論ですが,現地で Apple Store に行ってみたのですが,在庫が無いということで買えませんでした.一番早い方法は,オンラインで注文して店に取りに来ることで,それでも11月過ぎになる,ということでした.多少高くても買おうと思っていたので,少しホッとしたようながっかりしたような気持ちでした.
あと,後から聞いたのですが,米国発売モデルは SIM が差せなくて,全て eSIM 対応ということでした.現在使っているのが SIM なので,eSIM に変更できるのかちょっとわかりませんが.
また,最近の iPhone は,米国など規制が無いところに来ると,シャッター音が消えるみたいです.まぁ日本で買うことにしたので,今度米国来たら試してみたいと思います.

結論としては,日本に帰ってから iPhone 14 proをオンラインで購入しました.ほぼ遅れもなく,3日ほどで到着しました.

2022年8月5日金曜日

Nagasaki, 2022

 2022.07.05[Fri]〜2022.07.06[Sat]の1泊2日で,長崎県長崎市に出張で行ってきました.国内出張は久々(2020.01の札幌以来)です.長崎県自体も初訪問ですが,九州としてみても福岡と熊本に続くようやく3県めの訪問でした(そういえば福岡は宿泊していない).


長崎県は,北東部が佐賀県と接しているほかは北西南側が海となっており,中央付近に大村湾があります.長崎空港は,この大村湾の大村市に近い位置にあり,話を聞くと箕島を中心に埋め立てて作られたそうです.長崎空港から長崎市内へは,山を越えて行かなければならなず高速道路を使っても少し遠い(40分程度)位置にあります.西九州新幹線が09.23に開通するそうですが,まだ武雄温泉←→長崎の開通だそうで,九州新幹線の本体とは在来線を利用する必要があるそうです.

初日はいろいろとお仕事をして,夜も遅くなったので1泊し,翌日帰るのですが,せっかくなので少し長崎市内を観光してみました.夜明け前から時々雷も鳴る大雨が降ったりおさまったり,という土曜日の朝でした.昼前にそれが明けると湿度が高いこともあり,かなり暑くなりました.
観光先としては,まず出島→グラバー園と見学しました.出島は周辺が埋め立てられていて既に島(当時も人工島だった模様)ではなくっていますが,外国に開かれた当時は扇型の島だったようです.入り口から入って右側が江戸時代の街並みを再現したエリア,左側が現存する建物を含めて明治の街並み,といった構成です.
グラバー園は,入り口から少し高台にありますが,中に入るとさらにエスカレータでより上部まで登ることができます.敷地には移築した建物等を含め,複数の住宅が点在しています.一番有名なのは旧グラバー邸ですが,庇のある突き出た部屋が複数ある形状が特徴的だと思います.また,湾やその向こうの山並みなども良く見え,高級住宅地といった印象です.規模は違いますが,グエル公園を思い出しました.

グラバー園の次は,すぐ近くの大浦天主堂にも行ってみました.正式名称は日本二十六聖殉教者聖堂で,豊臣秀吉によって磔の刑にされた二十六人(後に聖人となった)に捧げられたもののようです.日本に現存する最古のキリスト教建造物だそうで,ユネスコの世界遺産を構成する一つです.明治に大規模改修が行われたようで,原爆の被害も軽微だったそうです.私も海外の教会はそれなりに拝見していますが,それらと比較すると,構造はよく似ていますが内部は木の柱や木のアーチ状の骨組みがあり,壁は漆喰という日本的な作りになっていました.そばに「キリシタン博物館」があり,日本での布教の歴史的なものがわかるようになっています.

そこからさらに歩いてちゃんぽんミュージアムも併設されている四海樓へ行きました.実は初日もお昼に行ってみたのですが,観光客がとても多くて待ちが長かったので,諦めたのでした.今回も丁度お昼頃に到着したのですが,既に待ちが多くできていました.まぁ食べるのはちゃんぽんか皿うどんかですが,地元の人も感じているとは思いますが,そんなに待って食べるほどのものではないかな,という印象です.
やや自虐的な返しかもしれませんが,地元の人に食べるべきちゃんぽんのお店を聞くと,リンガーハットと答える,という話はあながち間違ってもないようなきがしました.

大体近隣の観光的な名所は訪問できたので,次は時期柄もありますが,長崎原爆資料館→原子爆弾落下中心地碑→平和公園と訪問してきました.広島に比べて長崎の原爆については,若干情報量が少ない気がします.それぞれに投下された原爆自体の種類(ウラン型,プルトニウム型)が違い,威力も実は長崎のほうが1.5倍大きいそうです.長崎は周辺を山で囲まれており(そのため雨も多いのかも)影響はかなり大きかったのではないか,被害が大きすぎて情報があまり残っていなかったのではないか,と思ってしまいます.当初の目標が小倉であったり,雲が多くて諦めかかったときに雲の切間で落とされたことなど,いろいろ不幸が重なった結果だったことも含めて残念に思いました.

中心地碑は,公園になっています.そこから少し北に行き,少し高台をエスカレータで登ると平和公園があります.3日後(08.09)の式典に向けて作業中でしたが,平和祈念像などは見ることができました.予想より大きかったです.

これで観光は終わりで,また空港に戻って帰宅しました.長崎空港は,きちんとおみやげを売る売店などもありました.ラウンジなどはありませんので,ゲート前で待つことなります.

空は雲が多かったですが,今回は富士山を見ることができました.



2022年3月27日日曜日

Nagoya, Japan 2022

 2022年3月27日[Sun]から2022年3月29日[Tue]まで2泊3日で名古屋に旅行に行ってきました.名古屋に行ったと言えるのは,仕事で2回ほどですがいずれも日帰りで,今回は初めての宿泊でした.

COVID-19の流行以降,外泊するのは初めてです.そもそも今回の旅行の動機は,ようやく旅ができるかなという状態になったのと,ほぼ2年間じっと家に居てしかもリモートワーク主体でメリハリが無い状態が長く続いたこと,などが理由です.特に名古屋に行きたかったというわけでは残念ながら無く,移動が簡単で(新幹線で1駅),Marriottのステータスをそろそろ活用したい,という理由からの選択でした.しかしながら,書き物が忙しい時期でもあり,私はほぼホテルで過ごした3日間でした.

まずは新幹線で新横浜から名古屋まで1時間ちょっとの移動です.天気は曇りで途中の富士山も上部は雲に覆われていて富士山らしい形は見えませんでした.昼過ぎに乗車したのですが,直前に座席予約しましたが乗車率は3割程度でした.

名古屋駅に到着後,15時半頃だったのですぐにホテルにcheck-inしました.今回のホテルは駅に直結しているNagoya Marriott Associa Hotelです. Marriott系列のホテルですが,JR東海ホテルズが運営しているようです.MarriottホテルのステータスとしてPlatinum Elliteを持っているので,それを利用してのんびり滞在しようという趣旨の旅です.最初に特典というか条件の紙を頂いたのですが,事前に調べた情報からさらに厳しくなっていました.それでも,朝食は無料になりますし,36階のラウンジは利用できます.18階にあるプールと大浴場は利用できましたが,2022年4月からは上位ステータスを持っていてもプールと大浴場は使えなくなってしまうそうです(フィットネスジムはOK).なので3月ぎりぎりでしたが,行けてよかったと思います.とりあえず部屋は一段階up gradeしてもらえました(deluxe twin).

Platinum特典で同伴者を含めて朝食は無料です.15Fのconcierge loungeかホテルのレストランのPERGOLAが利用できます.PERGOLAはbuffet形式ですが,concierge loungeでは数量限(確か40ほど)で和定食が選べます.事前予約が必要で,check-inのときは翌日は一杯と言われたのですが,翌日念のため直接聞いてみたら大丈夫ということでした.

落ち着いた感じで,年齢的には十分でしたが,若者だと少し物足りないかもしれません.こちらは朝食以外にも14:00まで利用できますが,ほぼ飲み物だけでした(それでも泡はある).以前はtea timeとしても利用できたみたいですが,昼過ぎまでのんびりしてみましたが,でてくる気配はありませんでした.その代わり36Fにあるloungeも利用できます.lounge は,日中は飲み物と簡単なつまみ程度ですが,夜には少し料理的なものも頂けます.基本的なセットとその周辺にある食べ物を選ぶ形です.こちらは若干混雑気味なので,早めに座席を確保した方が良い感じでした.

最終日の朝食は,PERGOLAで頂きました.こちらは種類も多く地元名古屋の料理もありますが,様々な人が利用しますので,少し雑多な雰囲気ではあります.

せっかく使えるので,プールと大浴場にも行ってみました.15Fの奥の方のエレベータから18Fに上と受付があるので,名前や部屋番号,利用施設などを記入して下駄箱の鍵を頂きます.同じ番号のロッカーを利用します.プールは意外に大きく久々に運動したな,というくらい泳ぐことができました.ジャグジーもあります.

大浴場はロッカー室の端の方に入り口があります.それほど大きくは無いですが,サウナもありました(利用しませんでしたが).プールの後に温まる感じは良いと思います.結局,2日目と3日目の朝の2回利用しました.水着は550円でレンタルもできます.帽子とゴーグルはプールに置いてあるものを利用できます.プールは人も少ないので自由に泳げます.せっかくの設備なのですが,有料化することでますます利用者が少なくなるんじゃ無いかと心配になります.

観光としては,私としては最終日に名古屋城に行っただけでした.以前も行ったのですが,今回は工事中らしく城の中には入れませんでした.しかし,隣に御所ができていて,そこは見学ができました.なんとなく熊本城の御所に感じが似ていましたが,なかなか豪華に作られていました.ちょうど桜の季節で,綺麗でした.

あまり名古屋メシには詳しく無いのですが,ひつまぶしと矢場とんの味噌カツは食べました.あと,なにやら人気だった「ぴよりん」も購入して,これは帰る日でそのまま家に持ち帰りました.
今回の旅行は,リハビリ的なものでしたが,それでも悪い癖で名古屋駅周辺をいろいろ歩き回ってしまいました.駅周辺は以前に訪問してから少し変化しており,駅前の大名古屋ビルヂングは建て替えられており,途中にある庭園的な広場では,桜祭りっぽいイベントもやっていました.
ここの桜っぽいのは,造花でしたが,夜に来るとライトアップされていて,それなりに綺麗でした.