2023年12月1日金曜日

Taipei, Taiwan 2023

 2023.12.01[Fri]から2023.12.03[Sum]まで2泊3日で,台湾の台北に旅行してきました.台北は2019年以来の2回目の訪問です.写真は,中華民国総統符です.選挙前のためか警備が厳しめな印象でした.

今回の旅の目的はいわゆるマイル修行を兼ねた観光です.そのため2泊とかなりタイトなスケジュールでした.前回は7月の訪問でかなり暑かったのですが,今回は12月であり,日本も急激に寒くなりましたが,台北も気温が20度前後と少し肌寒いくらいで,外を歩くには丁度良い気温でした.今回も台北市中心に近い松山空港ではなく,桃園空港を利用しました.松山空港はこれも近い羽田空港から出発しますが,桃園空港は成田空港から出発します.空港使用料の差なのか成田←→桃園空港の方が値段も安かったです.便利さと金額は相関するということでしょう.桃園空港からはMRTで台北駅まで移動します.前回 EasyCard を購入したので,それを利用して移動します.各駅停車でも大体1時間あれば台北駅まで到着します.

前回,台北の主要な観光地(九份とか中正記念堂など)は訪問したので,故宮博物院でもと思いましたが,地下鉄からバスに乗る必要があるのと,目的の一つの翠玉白菜はぎりぎり展示されているようですが,肉形石が南部院区に展示されているとのことでしたので,断念しました.その代わり,小籠包と魯肉飯は2店舗でそれぞれ頂きました.

訪問したのはホテルから徒歩圏内のお店で,小籠包は金品茶樓(キンピンチャロウ)と京鼎樓(ジンディンロウ)です.いずれも検索して得られたお店から近そうなところを選んだ結果でした.金品茶樓は中山駅から少し離れた場所にあります.到着した夜に伺ったのですが,丁度席も空いていました.席の両隣も日本人のようで,確かにまだ日本に進出していない小籠包のお店としては貴重かもしれません.最初なかなか注文を取りにこなくて,一気に頼んでしまうのですが,すると小籠包の醍醐味でもある,口の中が火傷しそうな熱さも落ち着いてしまいます.最近は日本でも食べられますので,美味しさはそれほど変わらない気がします.ほかには,炒飯や空芯菜の炒め物なども食べました.

翌日は,京鼎樓です.実は初日に先に見つかったのが京鼎樓だったのですが,日本にも出店しているのでと思い,金品茶樓に行った経緯がありました.よって場所はすぐ近くで,最寄駅は中山駅です.次を考えるのも面倒だったので,場所も知っている京鼎樓にしました.

京鼎樓は,前回訪問した有名店の鼎泰豊で修行した3兄弟が独立したお店だそうです.緑色をした烏龍茶小籠包が看板メニューのようです.

他にも雲呑麺や皮蛋豆腐,空芯菜炒めなどお腹いっぱいになりました.お店は多分2階とかもあるようでしたが,この入口の奥の1階の席でした.2人でかなり食べても日本円で5千円ちょっと(千TWDちょっと)ですから,日本よりはまだ若干物価が安い程度,ということだと思います.

お昼は魯肉飯です.まず地下鉄で西門駅に行きます.前回も行った西門紅樓は,中のお店がかなり変わっていて,奥の方の2階部分は改装中でした.ここは繁華街で,時間が経つにつれて人も増えてきます.まず行列ができていた阿宗麺線です.とろみのある鰹出汁にキノコや細い麺が入っています.プラスチックのスプーンで食べます.大と小があり,小が60元でした.少し値上がっているみたいです.

次に近くの天天利美食坊で魯肉飯です.ここの卵はゆで卵ではなく,目玉焼きスタイルです.並んでいる間にメニュー表を渡されてそれに記入して席に着くときにお金と一緒に渡します.魯肉飯が35元で卵が10元だったと思います.麺を既に食べているのでこれくらいで十分でした.
最後は,ホテルをcheck outする直前に,近くの黄記魯肉飯で,take outで頂きました.ちょっと注文方法がわかりづらいですが,take out用の伝票があるようで,それに記入して,出来上がると番号を呼ばれますが,正直わからないです.が,注文内容と前の客から大体推測して,お金を渡して受け取ります.魯肉飯が75元,煮卵(滷蛋)が15元とちょっと高めかもしれませんが,それでも安いですね.
ホテルをcheck outして,地下鉄で台北駅まで行き,往路と同じようにMRTに乗って桃園空港まで行きました.途中,ものすごいジャングルみたいなところも通りますし,山の間を通りますので,狭い国土の割にはまだまだ開発の余地があるかもと思ったりします.

2023年10月8日日曜日

Brooklyn 2023, NY USA


2023.10.08[Sun]〜2023.10.15[Sun]まで6泊8日で米国New York州のBrooklynに出張で行ってきました.New Yorkは6度目の訪問で,昨年に引き続いて同じ時期に同じ目的で訪問しました.

さすがにこの年で,時差13時間はなかなか厳しく,到着時もホテルの部屋に入ってから水などの簡単な買い物をTrader Joe'sに行ってからは,ウトウトと結局翌朝まで寝てしまいました.まぁ昨年も来ましたし,今回は特に何かしようという目的も設定もしませんでした.昨年失敗がありましたので,無事に仕事をして帰国することが,まぁ目標みたいなものです.なので朝といっても4時くらいに起きた(正確には起きることにした)ので,少し気合いを入れて走ってみました.

コースはいつも通り,Brooklyn Bridgeを渡ってOne World近くのGrand Zeroをぐるりと回って戻るルートです.加齢もあり最近走ってなかったこともあいまって,かなりきつくなって少し休みながらですが,8km弱走りました.夜明け少し前の明るくなり始めた橋からの風景は,何度来ても良い感じです.そのためか,ウェディングドレスなどを着て写真を撮る人もちらほら居ます.そうしたビジネスがあるのでしょう.肩を出したウェディングドレスは,かなり寒いとは思いますが.この時期の夜明けは大体7時少し前あたりです.真っ白でたくさんの羽が生えたようなWorld Trade Center駅は,中も真っ白で朝の人が少ないこともあって教会のように荘厳な感じがします.

また,最終日(2023.10.14[Sat])にもあとは飛行機に乗るだけなので,朝走りました.今度はManhattan Bridgeを渡って中華街を通ってBrooklyn Bridgeを通って戻るコースにしてみました.

Brooklyn側からBrooklyn Bridgeに行くためには,Brooklyn Bridge Promenadeをまっすぐに走るか,Cadman Plaza East通りから橋の道路の真下から階段で登るかになります.ところがManhattan Bridgeは入口が少しわかりにくいです.答えはJay Streetから小さな公園みたいなところに入ってManhattan Bridge Pedestrian Pathを通るのですが,その入り口で少し迷ってしまいました.Manhattan Bridgeは,Brooklyn側から渡る場合,左端に歩行者用の通路があります.地下鉄と車の路線もある,大きな橋ですが,昼は分かりませんが,朝方は若干人通りも少ないので,気をつけた方が良いかもです.Brooklyn Brdigeは,Manhattan側は途中で上り下りする場所が無いので,始点であるCity Hall Parkあたりから登る必要があります.このManhattan Bridgeを通ってBrooklyn Bridgeをぐるりと回るコースもおおよそ8km弱のコースになります.

Manhattan Bridgeといえば,私としては佐野元春(Niagara Triangle Vol.2)の「マンハッタンブリッヂに佇んで」ですが,多分渡るよりは下から見上げながら夜景を見た方が良さそうな気がしました.そういえばバルセロナに行った時も「バルセロナの夜」を聞いていましたが.

予備的に用意していた10.13[Fri]がその前日で用事が済んでしまったので,空いてしまい,少しManhattanに行ってみました.丁度中東方面が騒がしくなっていたので,少し躊躇しましたけれども.結論としては,警官も多く特に何か騒動に巻き込まれることはありませんでした.前回,前々回とMET(The Metroporitan Museum of Art)に行ったので,今回はMoMA(The Museum of Modern Art)に行ってみました.Manhattanのほぼ中央で高いビルに囲まれた中程度のビルにMoMAはあります.料金は事前に予約等せず直接自販機みたいな機械で購入して25USDでした.

ちなみに,昨年はJFK空港付近の路線だけが対応していたVISA Touchによる乗車ですが,今回は一般のMTR(地下鉄)まで利用可能になっていました.もともとNYの地下鉄はFeliCaのようなカードではなく磁気方式のcharge式カードを使っていたはずですが,残高を気にせずしかも残高が無いように使おうとするのに比べれば楽だと思います.ちなみに料金は固定で2.9USDです.

現代美術はもともと少し苦手だったので,San Franciscoも含めてMoMAは敬遠していたのですが,Klimtの絵があるNeue Galerie New Yorkとどっち行くか悩んだのですが,まぁ一度は行った方が良いだろうということでMoMAにしました.

MoMAの中に入ると,どこからが入り口かちょっとわかりにくいのですが,ticketを持って進むと一応確認してくれたみたいで,一応境界はあったみたいです.1Fに大きなスクリーンに絵の具をぶちまけたような動画が上映(?)されていて,多くの人が魅入っていました.新宿にも猫の3D広告がありますが,立体的に見せる感じは似ていますね.そこから階段を登り,エスカレーあでフロアを移動できます.有名なのはSalvador Daliの代表作とされている記憶の固執(La persistencia de la memoria)ですが,かなり小さい絵でした.実物を見ないとわからないものですね.あとはPablo Picassoが幾つか,Vincent Goghの星月夜(The starry night)と他2点ほど,Henri Rousseauの眠るジプシー女(La Bohemienne endomie)など有名どころもありました.

個人的には,Rene Magritteの絵が見られたのはよかったです.小さい頃に漫画でピレネーの城(The castle of the Pyrenees)を見て興味をもっていました.肝心のピレネーの城はイスラエル美術館にあるみたいです.今はちょっと行けない感じですけれども.

帰りにTrump TowerやApple Store, Rockefeller Center(丁度スケートの氷を張っている作業中でした)をみて,地下鉄(MTA)でホテルに戻りました.途中,写真スポットにもなっているBrooklynのDumbo地区に寄って,写真を撮りました(冒頭のもの).Dumboの写真スポットは,Google Mapにも印がついています.ポイントは,Manhattan Bridgeの橋脚の足元の間に,Empire State Buildingが見えるところみたいです.Manhattan Bridgeといえば,Niagara Triangle Vol.2に収録されている「マンハッタンブリッヂにたたずんで」を思い出します.バルセロナに行った時は「バルセロナの夜」を聴きましたが.

帰国日は,最初に書いた通り朝少し走って,今回は早めにホテルを出発し,Google Mapで途中経路を確認しつつJFK空港に向かいました.以前(前々回)はMTAで近くまで行けたと記憶しているのですが,Google Mapの経路では,途中駅を降りて,徒歩で別の駅へ移動し,地下鉄ではない普通の列車(LIRR: Long Island Rail Road)に乗り換えました.雨が少し降ってきたので,急いで乗換駅に行きました.5分くらいでしょうか.乗換駅は無人駅で最初反対側のホームに登ってしまい,慌てて降りて道路を横切って反対側のホームに移動しました.乗車すると駅員が来て切符を購入しました.カード決済ができます.MTAに比べるとちょっと高いなとは思いました.LIRRでJamaica駅まで到着し,そこからAirTrainで空港です.自動改札ですが,クレジットカードで通れます.

1USDが100円あたりを経験していれば,滞在にかかる費用はインフレであってもさほどの金額ではないですが,ちょうどこの時期150円/USDくらいに達していて,ここで暮らすのはなかなか厳しいだろうなとは思いました.

今回は,昨年の経験(生まれて初めて飛行機に乗り遅れる)を踏まえて,改めて旅行を甘くみないで,無事に帰ってくることを目標に出張してきました.一応,今回の目標としてはそれは達成できたと思います.

2023年7月21日金曜日

Singapore, 2023

2023.07.21[Fri]〜2023.07.25[Tue]まで4泊5日でSingaporeに旅行に行ってきました.仕事の出張ではなく,久々の個人旅行です.Singaporeは2019年以来の2回目の訪問になります. 正確には5日間ではなく,出発は07.21[Fri]の深夜便なのでその前日の07.20[Thu]の夜に家を出て,帰りも07.25[Tue]の夜便なので日本到着が07.26[Wed]の早朝となり,旅行日程としては足掛け7日間でした.

今回の旅行計画当初から,懸案だったのは,Singapore到着時間です.飛行機の到着時間でも朝の06:15となっており,到着から荷物を受け取って入国審査を通って大体そのくらいの時間でした.ちなみに,Singapore入国には,入国3日前からSG Arrival Cardの入力が必要です.米国のESTAみたいにWebから入力しますが,料金は不要です.これを登録しておくと,入国審査はゲートを通るだけで済みます.入国ゲートでは,パスポートのスキャンと指紋,顔の登録がされます.また,パスポートの残存期間が6ヶ月必要になります(帰国日換算で).私はちょうどギリギリでした.

Singapoleへの到着は早朝であり,そのため当初,到着後に有料ラウンジの利用も考えましたが,Jewel (Terminal 1 に隣接している商業施設) もあるし,ということで特に対策は考えませんでした.が,結論から言えば,早めに到着できたとしても,結局はあまり眠れていないので,その日の活動は期待できないし,逆に時差も少ないのに時差ボケになる恐れもあるので,多少料金は高くなっても,日中に移動する夕方到着便で良いのではと思います.年をとったせいもあるかもしれませんが.

Jewel は円形の shopping mall で,地下5Fから地上5Fまであるらしいのですが,地下はたぶん駐車場を含んでいると思います.お店は,UNIQLOからハンズ,pokemon shopや,MOS burgerやスシロー等日本のお店が沢山入っています.Jewel での目的は,上から降ってくる滝を見ることでしたが,金曜日から週末は10時から(平日はさらに11時から)となっておりました.なので,4時間ほど時間を潰す必要があります.早朝はお店はほとんど空いておりません.周りには割に多くの人が椅子とかに腰かけたり寝てたりします.私はせっかくなので,下から上までいろいろ見てまわりました.少し時間が経つと地下のfast food店とか開いてきます.お腹は空いていなかったので,McDonaldで飲み物を購入して少し休みました.開いているお店が少ないせいか,結構混雑しておりました.

夏というか一年中同じ気温らしいのですが,外は相変わらずとても暑いです.日本も暑かったので,地下街など涼しく歩ける場所が多いSingaporeの方が過ごしやすいかもしれません.COVID-19明けの影響か,観光客は多かったです.特にインド系の方を多く見かけました.まだ大陸系の方は外に出て行かないのかもしれません.

SingaporeといえばMerlionですが,セントーサ島のMerlion Towerは解体されたらしく,Merlion Parkに本家が,その後ろの小さいMerlionがあります.まだ他にも幾つかあるらしいです.世界三大がっかりと言われたりしますが,公園は結構な賑わいでした.Marina Bay Sandsを背景とした構図がSingapoleらしさを表しているからだと思います.また,近くのオフィスビルには,Auguste RodinのLe Penseur(考える人, The Thinker)の像があります.丁度出発前にTVで放送していたので,発見することができました.像なので生前に鋳造されたオリジナルがいくつもありますが,死後に鋳造されたものもあるようで,その一つかもしれません.

今回は,せっかくなので幾つか乗り物にも乗ってみました.まずはSingapore Flyerです.いわゆる観覧車ですが,一つの乗り物が広く,エアコンもきいています.観覧車といえばぶら下がっているイメージですが,Flyerは大きな円の外側に固定されているので,頂上に達すると上と横に障害物が無くなり,中に浮いているようになり途端に不安になります.周辺はF1 GrandPrixのコースにもなっており,Marina Bay SandsやGardens by the Bay, National Stadiumなどがよく見えます.通常の乗り方以外にもChampagne付きの少しお高めのパターンもあるようです.


次はMarina Bay Sandsの屋上へ行きました.前回訪問時には,Ce La Viに行きましたが,今回は午後に行ったら満席と言われ,実際行ってみると人がほとんど居なかったので,営業をやめているのかもしれません.通常のデッキ部分のticketを購入して登ってみました.Infinity Poolは宿泊者限定なので入れません.それでもGardens by the Bayやその向こうのシンガポール海峡に停泊している多くの貨物船などを見ることができます.

続いて,Gardens by the Bayです.夜になるとライトアップされ,19:45からと20:45からはOCBC Garden Rhapsodyという音楽とライトの点灯からなるショーが15分間行われます.植物園の中でなく,公園自体は無料なので,このショーも見ることができ,多くの人が集まっていました.
この樹木のようなものは,人工のタワーで,それらを跨ぐ高さ22mの吊り橋OCBC Skywayがあります.本当にタワーにワイヤーで吊るされているだけなので,人数制限があり,乗るまで少し時間がかかりました.他にも,一番大きなタワーの上に登れるSuperTree Observatoryもあります.今回はSkywayの方に登りました.

Singaporeらしい食べ物といえば,前回と同様にSong Faの肉骨茶(buk kut teh,パクテー)や海南鶏飯(チキンライス)です.Song Faはあちこちにありますが,今回は地下街のfood courtのお店に入りました.丁度昼時で,かなり混雑しておりました.並んでいるときに渡されたQRコードを携帯で読みメニューを選ぶ形になっていました.
チキンライスは,前回と同様にMaxwell Food Centreの天天海南鶏飯です.別のお店も試してみても良かったかもしれません.いずれも前回(4年前)より値段が上がっていました.円安も考えればお得感はかなり減りました.
そして,Raffles Hotel内にあるLong BarのSingapore Slingです.ほぼ観光地なので待ちが長いです.値段も上がっていて,今回はテーブル席だったためかサービス料金も含まれており,円安もあってなかなかの料金になっていました.まぁ観光なので.
落花生の殻は相変わらず床に捨てます.

Singaporeは,東南アジア諸国の中では大都会ですし,地下鉄も発達していますので,便利な場所です.尚,今回は地下鉄をそれほど乗らなかったのですが,全てCredit Cardを利用しました.Visa Touchのような非接触機能を持つカードがあれば,ゲートでそれをかざせば通れます.料金は若干高いかもしれませんが,別途非接触カードのdepositの分などを考えれば,頻度によってはお得かもしれません.