2007年11月17日土曜日

Infernal Affairs

香港映画といえばジャッキーチェンものや古くは Mr.Boo シリーズくらいしかきちんと見たことがありませんでしたが,以前飛行機の中で観た Departed のオリジナル,ということで Confession of Pain に引き続いて香港映画を観てしまいました (DVD で).

いや,なかなか good ですね.微妙に違う部分もありましたが,こちらのほうがすっきりしていて逆に良かったような気もします.特に最後が違いますが,この辺は世界観の違いのためでしょうか,Departed のほうがやや強引にきれいさっぱり終わらせた,という感じがします.たぶん欧米には業というものが理解できないためではないでしょうかね,きっと.
日本も TV ドラマの二番煎じのような映画ばかり作っているせいか,映画の質がどんどん悪くなっていくのではないでしょうか.ちょっと心配です (とはいってももうほとんど日本映画を劇場でみることもないのですけれども).

2007年11月12日月曜日

FlightPlan

Jodie Foster 主演の飛行機を舞台にした mystery 映画 (だと思う).2005年劇場公開.
E-474 という飛行機が出てきますが,多分 A380 をベースにしたのではないかと思われる大型機でした.二階建てでバーも完備されています.離着陸時に備え付けのお酒類は大丈夫かな,と心配になりますが,あのバーカウンターは暇つぶしに便利そうですね.でも普通席の真ん中 5列並びは結構きついんじゃないでしょうか.

時間がちょと短いのでしょうか,途中説明不足を感じるような気もしましたので構成のバランスが悪いようにも思えます.いろいろ伏線を貼っているつもりなのでしょうけれども.種明かしはそう来たか,という感じもしますがまあ筋としては王道系でさほど目新しさも感じませんでした.
web site を見ると Jodie Foster が自らの状況を投影して恐怖を感じたとのくだりがありますが,確かにその部分については同意する部分はあります.時々,あれっどこいったと思うと足下にいたりして,特に娘ちゃんは小さいし死角に入ることが多いので見失うことが時々あります.そういう自分も小さい頃はデパート行くとよく迷子になって放送で呼ばれることが時々ありました.しかし時代と地域が違いますから今は危険ですよね.

2007年10月23日火曜日

Confession of Pain

9月から10月にかけての出張で,ずいぶんと飛行機で映画を観ました.
液晶の画質もいまいちで,きっと編集しているでしょうし,大抵お酒を飲んでいるので記憶力も曖昧なのですが.その中で印象に残ったのが香港映画の "傷城 (Confession of Pain)" でした.

昔の日本もこういった映画を作っていたような気がするのですが,最近は TV とのタイアップものばかりでつまらないですね.その意味で最近はこういったアジア圏の映画が面白いと思うようになりました.やや暴力的な内容が多いですが,人の哀しみというか憂いみたいな部分をうまく表現してきているような気がします.
主人公 (Tony Leung Chiu Wai) の奥さん役がいい味だしているなぁと思いましたが,あとで調べると徐静蕾 (Xu Jing Lei) でした.これも以前に飛行機の中で観た "Last Love, First Love" の印象がすごい良くて,今回もいい感じでした.映画監督でもあるらしいですが,要注意ですね.

アカデミー賞をとった "The Departed" が "無間道 (Infernal Affairs)" のリメイクでしたが,本作もすでにハリウッドでのリメークが決まっているようです,デカプリオで,

Los Angels, USA

2007.10.13[Sat] に LA に移動しました.
JFK から LAX まで 6H ほどですが,JFK で離陸渋滞があったり何かジグザグ飛行して時間を稼いでいたような気もするし,飛行機は小型でしかもほぼ満席という状態で,移動に関してはこれが一番きつかったように思います.
実は最初に USA に来たのがこの LA で,初めて一人で空港に降り立ったのがこの LAX でしたので何となく感慨深いものがあります.滞在するのは LA の南側の Torrance で,日本企業が多いところです.工場の集合体のような地帯ですので,歩ける範囲にどこか立ち寄れるような場所はありません.今回は幸い現地の方に車をだしてもらい大変助かりました.その節はどうもありがとうございました.

到着当初は天気もよく,海へも行きましたが砂浜がずっと続いていて,なかなか良い場所ですね.桟橋では釣りをしている人だらけなのが日本と少し似ているかも.海ではサーフィンをしていて,日本より波が良いのでやりがいがあるかもしれませんね.日本に居たら決してしないと思いますが,ここで暮らしていたらするかもしれません.砂浜でぼーっと Beer でも飲んでいるかもしれませんが (ひょっとして違法かな?).

次の日は San Diego で Air Show があるというので行ってきました.10月というのに昼の日差しが強烈で,かなり焼けてしまいました.しかもサンバイザーを配っていて,それをしていたのでオデコが変な焼け方をしてしまいました.空を観るので便利ではありましたが.
平和主義者なので,こういった戦争を目的とした機械にはさほど興味は無いのですが,それでも人間の英知といいますかあの旋回能力と速さにはさすがに驚かされました.加速すると飛行機の周りにきれいな円形の空気の渦が出来るのです.あれだけの速度ですから,多分ちょっとでも設計を失敗するとカルマン渦とかできて危険な状態になると思うのですよ.F16 とかすごいですね.あと Nighthawk も見ました.朝一番で飛んでいたのでちょっとだけですが,あんな形して実際に飛ぶんですね :-)
以下はパラシュート部隊の降下の様子.ほとんどパラグラダーみたいなパラシュートで,器用にくるくると回ります.


駐車場からちょっと遠くて,ずいぶん歩いたような気がしますが,人も多くて,帰りはこんな感じでした.子供連れも多かったので,子供達は大変だったんじゃないかなぁ.


10.15[Mon] に予定通り仕事をこなして,翌日 10.16[Tue] に出発して翌日 10.17[Wed] に無事日本に帰国しました.
今回は,ずっと時差ぼけが直らず,Washingtond D.C. に居ても New York に居ても,3H の時差がある LA に居ても 5:00AM 頃には起きてしまいました.帰国してからは夕方は眠くなるし,朝 5:00AM には一旦目が覚めてしまうし,といった感じでまだ完全に復調しておりません.もう歳でしょうかね.

New York, USA

2007.10.12[Fri] に New York に移動しました.
New York は 3度目ですが,今回は一泊だけで,次の日にはすぐに移動でした.ほとんど観光らしいこともせず,夕方少し散歩した程度でした.相変わらず人が多く,賑やかなところです.
この前日くらいから,Washington D.C. も含め急激に冷えました.それまでが暑かったのかもしれませんが.

Rockefeller Center ではすでにスケート場が open していました.余裕があれば,夜の GE Building (Top of The Rock) も登ってみたいですが,もう寒いですよねきっと.

2007年10月22日月曜日

Washington D.C., USA

Washington D.C. といっても,滞在場所はお隣の Virginia 州 でした.DCA (National Airport) のすぐ近くでしたので,地下鉄で移動すればすぐに D.C. ですが.
途中合間をぬって 2度ほど D.C. 方面へ行きました.一番好きな場所は National Gallery of Art です.なんといってもこれだけの名画が無料で閲覧できるのが素晴らしいです.職業柄,他の Smithsonian の博物館行きそうな感じですが,二度目にもかかわらず何となく絵画を観てしまいます.
丁度英国の画家,Turner の特集展示をしていました.何となくぼけた絵の印象が強かったのですが,意外にもはっきりとしたきれいな絵も多く描いていたことがわかりました.あと最近有名になっている Vermeer の絵もあります.


あとは,某集まりで FBI そばの Spy Museum への行きましたが,子供時代なら喜んだかも知れませんが,この歳では今ひとつの印象でした.特に spy ものは戦争と切り離せない関係にありますし.以下はその周辺の写真です.


Washington D.C. (の近傍) には6日ほど滞在して金曜の早朝に DCA から LGA へ移動しました.年をとったせいでしょうか時差調整がうまくいかず,それが幸いして早起きは苦にならなかったのがせめての救いでした.朝日がまぶしかったです.

USA 出張

2007.10.07[Sun] - 10.17[Wed] と11日間米国へ出張してきました.
今回は,Washington D.C → New York → Los Angels という三都市へ行きました.いずれも既に行ったことがある場所でしたので,新鮮さには無いのですが,このところの過密スケジュールとそれによる準備不足などもあり,あまり楽しむ余裕はありませんでした.
実は3年前の2004年の同じ頃にも米国に15日間というのがありましたが,それ以来の長さになります.3年前も Atlanta, SanJose, Washington D.C. と大陸ほぼ往復の行程でした.

それぞれの都市毎にすこしづつ記録をつけていきたいと思います.

2007年10月5日金曜日

過ごし易い日々

上海から帰国しての週末,久々に風邪を引いて,月火とお休みしてしまいました.
特に火曜日は熱が出て,その後遺症というか完全に直りきっていないのに,片付けなければならない仕事も沢山あって,今週はいろいろ大変でした.その合間に外に出ると,今日なんかはからっとした空気に青い空と白い雲と,一年で一番過ごし易い時期なのではと思います.
そんな日本の良い季節にまたしても出張です.
今回は全体で 11日間と久々に長く,しかも移動も多いので体調が心配ですが.

Shanghai, Kunshan

今年 6回目の海外出張は,中国の上海とそこから車で 1H ほどの昆山市 (Kunshan City) です.
目的が江蘇省昆山市で開催されるイベントで,滞在していたのは上海でした.中国は初めての国でしたが,上海は予想通りというか都会で今回は特に苦労とか不自由な点は少なかったです.滞在が 2007.09.24[Mon]-27[Wed] の 3日間という短い間だったからかもしれませんが.

午後に到着したのですが,今回は,自由時間も少なく,結果的にその到着から夕方までの非常に短い時間しかありませんでした.その合間をぬって,上海といえば外灘 (The Bund) だろうということで地下鉄に乗って行ったのですが,南京路を反対方向に歩いてしまい,思いっきり時間をロスしてしまいました.途中,二人連れのおねぇちゃんに時間を聞かれたり,偽物時計の客引きにあったり,マッサージ屋の呼び込みがあったりと忙しかったせいもあるかもしれません.
The Bund は,古い建物が沿道に連なりその夜景などの写真が広く紹介されたりしますが,建物の反対側は運河で川沿いは歩ける歩道になっており,観光客で一杯です.時間も無かったので早々に戻りましたが,時間があればもう少し夕暮れや夜景なども観たかったです.

翌日は某カンファレンスで,その夜は夕食が振る舞われ,上海蟹が出ました.元々,蟹が大好きという人種ではなく,蟹は費用対効果 (苦労とそれで報われる幸せ) のバランスが自分にとって著しく悪い食材,という認識をしているためです.どうやら,このカンファレンスがここ Kunshan City で行われた理由は,上海蟹の名産地で時期的にもちょうど良いということらしい,という感じがしています.隣の中国の方は手だけで器用に平らげていきますが,私にはどうしても時間がかかってしまいます.確かに以前,日本の某お店で食べたものより,大きく新鮮で身もありましたが.

今から考えると,いろいろ気の抜けない国なんだと思い出すことも幾つかありましたが,兎に角それなりの成果はありましたし,いろいろお世話になった方々には感謝いたします.

2007年9月21日金曜日

雲のむこう、約束の場所

新海誠監督の劇場二作目,2004年の映画.
上映当時から話題になっていたのは知っていましたが,そんなオタクのつもりもなかったので,最近になってようやく DVD で観ました.最初は長距離の飛行機の中の PC でしたが,やはり眠かったり食事の中断があったりで細切れになってしまったので,今ひとつ消化不良でした.先日のインド出張時の部屋がなかなか立派で,大きな液晶 TV が備え付けられていて,後半から何故か DVD player が増設されたので,夜ゆっくりを鑑賞しました.

絵はきれいで,それぞれのシーンではうまくできていると思いますが,いかんせん全体のストーリーにもうひと工夫必要じゃないかと思うところは "秒速5センチメートル" と同じでした.勿論アニメですから,多少の無茶とか強引さはあっても良いと思っていますが,部分部分が良いだけにちょっと残念ですね.
あと思ったのですが,電車の車内の描き方がうまいですね,この人は.光の加減とか.

ちなみに,インドは PAL 方式ですが,DVD は問題なく観られました.DVD は MPEG2 で記録されているので,出力 (DVD player) が PAL で出してくれれば問題ない,ということなんでしょうね.あとリージョンが合っていれば.

2007年9月19日水曜日

New Delhi

今年 5回目の出張は,インドのニューデリーでした.2007.08.31 から 09.07 まで約一週間です.
多分,Delhi というのが正しい地名かもしれません.便宜的に新しく出来た南側のエリアを New Delhi, 古い方を Delhi または Old Delhi と言ったりするようです.
今年の夏は暑かったし,いろいろあったので,すこしのんびりしようと 1週間ほど滞在しましたが,場所が悪かったです.もともと,行かなくて済むなら行かないつもりの地域だったのですが,諸般の事情とタイミングが合ってしまいました.
体の耐性が高いつもりもないので諸々注意していたのですが,案の定後半あたりから体調を崩してしまいました.もちろん内臓系.帰国してからも一週間ほど症状が続いて,というより若干悪化すらしているようでしたので,さすがに病院へ行って薬を処方してもらいました.原因をいろいろ考えたのですが,何か冒険したわけでもないし,これといった直接の原因は結局不明です.多分,暑い気候で冷たい beer を飲み過ぎたのと,インド料理が意外に油が多かったせいでははないかと思っています.



インドがどういう場所か,事前にいろいろ想像はしていたのですが,ほぼその通りでした :-) まず人が何時でも何所にでも居ます.リキシャーと呼ばれる人力車 (Old Delhi 以外はオートリキシャー) の呼び込みというか勧誘が激しいです.通せんぼしてまで乗せようとします.毎回なので辟易してしまいます.あと大きな交差点とかで車が停まると,子供達が寄ってきます.タクシーの駐車場とか観光地的なところでは小さい子供を抱えたお母さんが寄ってきます.なるべく見ないようにしますが,正直かなり心が痛いです.
インドは BRICs にも含まれ,これから成長が期待されているようですが,国としてその前にやることが沢山あるんじゃないかと強く思いました.余計なお世話かもしれませんが.


合間に国立博物館へも行ってみましたが,確かに歴史の授業で習った通り,四大文明の一つ,インダス文明のあった歴史ある土地柄です.遺跡も沢山ありますし,観光資源としても豊富なように思うのですが,イタリアなどと違い,それらをうまく生かしていないような気がします.ちょっと勿体無いです.これも余計なお世話かもしれませんが.


上が世界遺産にもなっている Humayun's Tomb で下は比較的新しい時代に作られた India Gate です.

2007年8月21日火曜日

business trip 2007 - half

今年の前半は,いつになく海外出張が多かったです.
夏くらいからようやく落ち着きましたが,そろそろ次の出張が始まるので,今年前半をまとめたいと思います.

2007.01.28 - 2007.02.03: Sanfrancisco, SanJose, CA, USA
2007.03.07 - 2007.03.09: Seoul, Korea
2007.03.18 - 2007.03.22: Paris, France, Geneva, Swiss
2007.06.04 - 2007.06.08: Dublin, Ireland

職業柄,そんなに海外出張するはずではないのですが,昨今の事情で機会は圧倒的に増えています.
あと,今年予定されているのは 2件あります.今年はこれまで過去最多の出張回数になると思われます (これまでは去年の 4回).良い経験ではありますが,これまでと違って役割が大きくなってきているのは正直重いですが,これも経験ということでしょう.

2007年7月12日木曜日

グレート・ギャツビー

最初に読んだのはかれこれ10年以上前でしょうか.
読んだきっかけは村上春樹の影響でした.野崎孝訳だったのですが.村上さんも自身でも多くの人の感想として述べられている通り,そんなにすごい小説かなというのが最初の感想でした.その後,ようやく村上春樹訳として出版されたのですが,正直,粗筋を覚えてしまっているので (実際かなり忘れていましたが) 手に取って実際に読むまで少し時間がかかってしまいました.
the great gatsby
読んだ感想としては,コンパクトにまとまっているし,情景が目に浮かぶような描写も多く,なるほどレベルの高い小説だな,と思いました.本質的に映画もそうなんですが,本を読む場合も story 重視の傾向があって,風景描写や感情の細かい表現はイライラするほどではないですが,どちらかというと読み飛ばすような傾向があるのですが,その意味では比較的きちんと読んだ方ではないかと思います.

2007年7月11日水曜日

Twenty Four - Season V

3月の欧州への出張時に飛行機の中と宿泊のホテルでようやく全部みることが出来ました.このときの出張は,さほど役割が重く無かったので,比較的時間も自由度がありました.

もう4ヶ月くらい過ぎてしまいましたが,本国では Season VI がようやく放映が終わった頃でしょうか,新しいものがまだ出てこないので,Season IV に比べて記憶は新しいです.
さすがに,テロ事件もかなりパターン化してきたような気がしますし事件そのものについてはさほどインパクトは無くなってきたような気がします.感覚が麻痺しているのかもしれませんが.しかし,その背景というか構造はかなり入り組んでおり,TV ドラマとはいえここまで踏み込むか,と思うほどでした.タブーが無いというか,批判精神が表れているというか.確かこの Season V でようやく Emmy Award の作品賞と主演男優を受賞したのですよね.その割には終わり方が今ひとつ釈然としないというか,明かに次が続くことがわかるような結末でした.Season VIII まで契約が結ばれた影響ですかね.もしくは LOST 等終わり方が釈然としないほうが好まれる傾向に最近はあるのか (LOST 観てませんが).

2007年7月2日月曜日

SIDEWAYS

前々から観ようとおもっていた映画.ようやく DVD を借りる.
なるほど,ワインとワイナリーがふんだんに出てくる中年男達の成長物語 (Road Movie) といったところか.何となく終わり方も含めて Good Will Hunting に似ているような気がする.どちらも好きな映画ではあるが.

少し前であれば,ふーんと言ったところだが,ふーむという感じはやはり自身も年をとったということか.それぞれのキャラクターもきちんと作り込まれていて,無理もなく純粋に次にどう話が展開するのかが楽しめた.話の流れ自体は,標準的で起伏も返し方も一般的ではあったが.

Pino Noir はこれまであまり好んで飲まなかったが,なるほど育成が難しいのか,納得.ついつい Cabernet Sauvignon ばかり選んでいたのは無難といえば無難だが,やはり勉強不足ではあるようだ.兎に角,ワインは日本酒に比べて全世界に分布しているため (日本酒も最近そうかもしれないが) 真面目に覚えようとすると忍耐と努力が必要となるし,そもそも一度に沢山飲めないので時間がかかって仕方が無い.これに年代が加わるため 3次元空間での把握が必要でもうお手上げ.

生まれて初めてワインが美味しいと思ったのは,1994年にオーストラリアへ行ったときに紹介されたお店で飲んだ Amarone でした.このときはワインに関する知識がほとんどなく,これは日本で飲んだら結構な値段がする良いものと紹介されたのでした.正直そんなに期待はしてなかったのですが,本当に素晴らしくこれまでのワインという飲み物に対する印象ががらりと変わってしまいました (一緒に食べたブイヤベースも美味しかったです).
それまで,少しずつ飲むようにはなっていたのですが (丁度ワインブームのはしりだったか) どうもあの独有の後味が頭痛を引き起こす要因のようで,あまり好んで飲む方ではありませんでした.それを一変させてしまったのがこの Amarone です.このときは名前だけを覚えていたのですが,実際どこのワインかも知らないままの状態でした.なので 1998年にイタリアへ旅行したときも,探すのことさえ思い浮かばなかったくらいです.それが 2004年の秋に仕事で Atlanta へ行ったときに連れて行かれたイタリア料理店で再会しました.このお店は料理も美味しく,至極のひとときを過ごしました.是非もう一度行きたいと思っております.
お店の名前も発掘しました.Antica Posta(Java Applet が埋め込まれています) でした.

そのときの写真が発掘されたので貼付けます.
確か同じ Amarone でも 2種類提供されていましたが,この写真は後から供出されたものでした.これも素晴らしかったのですが,最初に飲んだものがとてつもなく素晴らしかったです.何本も供出されて皆至福の酔っぱらいと化していました.某BS社のRさん,どうも有り難うございました :-)

2007年6月22日金曜日

Dublin

2007.06.4[Mon] - 2007.06.09[Sat] と Ireland, Dublin へ出張しました.
相変わらずこの季節の欧州 (の緯度の高いところ) は夜が遅く,22時頃になってようやく日が暮れる,という感じでした.Guinness ばかり飲んでいましたが,さすがに後半は Kilkenny に変更しました.Guiness Store Houseへも行ったのですが,鮮度が違うと飲み易いように感じましたね.

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今回は初日に時差調整に成功したおかげで,夜はよく眠れました.おかげで朝はあまり早起きできずに,むしろ眠いくらいでした.単に疲れていただけかもしれませんが.

さて,航路は NRT → LHR → DUB という一般的な流れでしたが,LHR の混雑度はもう異常ですね.Terminal 1 に到着してそこから乗り換えなのですが Ireland は Domestic 扱いではありますが,一応 X-ray 検査を再度しなければなりません.
ところがそこの行列が去年からさらにひどさを増しているような気がします.結局 40min ほど待ったんじゃないですかね.しかも LHR → DUB の路線が BA の code が着いていますが運行しているのは Aer Lingus という航空会社で,Ireland の国営企業みたいですが class 分けも無いために sort cut するという技も使えません.仕方がないので延々と並びました.

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帰りもひどくて,ちょっとギリギリ目に行ったら check in カウンターが 2つしか開いていなくて,しかも途中からとある客がほとんどブロック状態で,結局 30min ほど待った挙げ句,搭乗まで 20min しかないからもう乗れない,と言い出す始末.きっと早い段階から次々客を詰め込んでいるんじゃないかという気がしています.往復とも満席状態でしたし.仕方が無いので,1.5H くらい後の次の便に乗りましたが,LHR での乗り換えが 45min しかありません.
同じ Terminal 1 といってもほとんど端から端な位置関係なので,降りてすぐに走りましたが,途中の X-ray 検査で二つの荷物は駄目だ,預けろの一点張り.時間が無いのを説明しましたが,大丈夫飛ばないから,俺が保証するよ,と言うので渋々預けましたが,CA も届かなくてもあなたの責任ね,という具合でした.結局 5min 前に Gate に到着し (二カ所 X-ray 検査をくぐりました) 荷物も無事同じ便で日本に届きましたのでとりあえず良かったのですが.

Dublin はといえば,catholic の国だけあって街のあちこちに大きな教会がありました.
あと Trinity College で Book of Kells も見ましたが (あと図書館も) 出発前でほとんど時間が無く (これも遅れた原因の一つ) ゆっくり出来なかったのが残念でした.

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土地柄ですかね,古い建物はいずれもがっしりとした石で作られていました.
Firenze の Duomo とまではいかなくても,もう少し華やかさというか装飾があったほうがそれらしいかな,と思いましたが,質実剛健な方々なのでしょうね,Ireland は.

温泉 - 中部地方

Golden Week の後半を利用して,2007.05.04[Fri] から 2007.05.06[Sun] まで万座温泉と山田牧場温泉へ家族旅行に行ってきました.
二泊三日でしたが最終日が雨が降った以外は好天にも恵まれ,まずまずの旅行でした.
万座 → 山田牧場 → 帰宅,という流れだったので帰りが遠く,ちょっと渋滞もあったりでしたので途中より道をせずに帰って丁度よい時間でした.それでも夜になってしまいましたが.

いずれもギリギリになって宿を予約したわりにはまずまずでした.
万座温泉では 万座亭 という宿で,別館となってしまいましたがスキー宿といった風情で少し懐かしい感じがしました.
山田牧場は Redwood Inn で,今の車のならし運転の時に行ったので,かれこれ 9年くらい前に行ったことがある宿です.
当時から少しシステムが変わりましたが (B&B + 夕食 という形式になった),食事は相変わらず美味しく堪能しました.もう少しワインの種類を増やすか美味しいものを揃えて頂くと完璧なんですが.

朝食も充実していて good でした.洋食だけでなく和食も選択できるようになったみたいです.

2007年4月27日金曜日

Twenty Four - Season IV

実は Season V まで見てしまっていますが,順番通り感想を書いています.Season IV は日本で週末の夜を利用して一生懸命観ました.ネタばれもありますが,ちょっと記憶も怪しくなっています.
24 - IV

話としては,これまでと区切りをつけた感じの新たな展開.Season III までの Palmer 大統領から,前回の伏線通り 1期で退陣して Logan 政権へ.しかしほとんど Airforce One に搭乗している設定なので,これまでのような動きのある活躍は無いし,最後には重体となってしまう短命政権.Jack Bauer も CTU から国防長官特別補佐官として搭乗し,事件のため結局 CTU に戻るが最後にはまた出るはめになってしまう.

危機としては誘拐,原子力発電所テロ,核兵器とめまぐるしく変わります.主犯格は engineer なはずですが,かなりしぶとく資金力も豊富そうです.組織的には中東アラブ系といったところでしょうか.Season III からちょっと暴走気味ですが,今回も沢山人が死にますし,拷問シーンも多いので,ますます子供向けではなくなってきているような気がします.
最後は一旦死んだことになって,ここで終わればシリーズ最終回,といった感じの終わり方でした.最後がやや強引でしたが.

Geneve

3/20 に Paris から Geneve へ移動しました.
移動は TGV (Train a Grande Vitesse) を利用しましたが,最寄りの George V 駅から地下鉄で Gare de Lyon まで行きました.Lyon 駅 8:40 発だったのでちょっと朝が早かったですが,乗り換え無しで行けたので,まだ楽でした.地下鉄を降りて地下から上に出るとそこはもうプラットホームでした.欧州の鉄道は,昔イタリアに旅行したときに乗ったことがあるので,改札が無いことや自分で切符に打刻することは知っており,それはここフランスでもおなじでした.
ちなみに,地下鉄は均一料金で,切符の自動販売機もありますが窓口の方が手続きは簡単みたいで皆窓口で買っていました.入場だけ自動改札を通して出口 (sortie) では切符は不要です.
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上記プラットホームのどれかじゃないかと思いましたが,実は違って左側からさらに奥の方にも何本かプラットホームがあってそこでした.時刻表が電光掲示板で表示されているのでそこの記号を確認すると良いです.

Paris から Geneve へは 3時間22分とちょっと長いです.途中はどこまでも続く田園風景で,France は農業大国だというのがよくわかりました.Swiss に近づくにつれて山が見えだし,それに伴い雪も積もっておりました.途中 TGV が停まったのは,Bellegarde という国境付近の駅だけでした.Geneve 駅も雪が積もっているのではと思いましたが (スイスだし) 積もるほどではなかったのが幸いでした.
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Geneve (Cornavin) 駅は Lac Leman (レマン湖) まで歩いて 5分ほどで,空港が終点/始発となってその次の駅となっています.
北側が EU 欧州本部等があるいわゆる国際機関の村で,街は湖沿いに東側に展開しています.街中は路面電車やバスが走って居ますが,最初は駅から歩いてホテルまで移動しました.
午後から meeting があったので,駅前で急いで昼食をとってホテルで荷物をのんびりする間もなく支度をして,とあまり余裕はありませんでした.
夕方から夜は,湖からの風が強く時々雪が吹雪のようになり,あまり歩き回れませんでしたが,途中 COOP で少し買い物をした後,観光客に有名なチーズフォンデュのお店を夕食をとり,ホテルに戻って寝ました.翌朝 3/21 は午前中に市街地を散歩をしました.最初天気が良かったのですが途中からまた雪が吹雪くなど変わり易い気候の様です.いわゆる山の天気,というやつでしょうか.昼に路面電車に乗って Cornavin 駅に行き,そこから空港まで汽車に乗って Geneve 空港に行きました.市内交通はゾーン毎に料金が決まっていて,その範囲内であれば,乗り物は自由らしいです.なので,路面電車のプラットホームにある自販機で切符を買い (おつりはほとんど出ないので要注意) そのまま汽車にも乗りました.Geneve 空港から Paris の CDG 空港へ行き日本に帰国しました.帰りは 11時間ちょっとと気流の関係で若干早い到着となります.

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2007年4月3日火曜日

Paris

2007.03.18[Sun] から 2007.03.22[Thu] の日程で欧州の二都市に出張してきました.そのうち,今回は 2007.03.18 から 2007.03.20 まで滞在した France は Paris の記録です.
Paris へは,実は 2005.07.31[Sun] から 2005.08.07[Sun] に既に某 conference で出張したことのある都市です.このときは,比較的時間の自由がきいてしかも夏だったので昼の時間が長く,いろいろと歩き回りました.ですので,今回は時間が短かったこともありますが,観光らしいこともせずにほとんど仕事を中心に過ごしました.
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到着したのは,3/18 の夕方 (冬場はやはり日が暮れるが若干早いようだ) で,前回と同じく空港から Air France のバスで中心部まで移動しました.凱旋門のところで降りてそこから徒歩でホテルまで歩きましたが,思ったより遠く荷物を引きづりながらだったのでちょっと辛かったです.某大使館の方に連絡して pick up してもらい夕食を一緒にさせて頂きました.アフリカ料理店だったのですが,目立つような看板が無い割に混雑しており,周りの人を見る感じでは結構先端的な人達が集まるお店,というような感じでした.
帰りに La Tour Eiffel にも寄ってもらい,丁度定時のフラッシュも見ることができました.
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次の日 3/19 は午後から meeting で,それまで市内を散歩して過ごしました.朝方は雪もちらつく感じで少し寒かったです.地下鉄には乗らず徒歩圏内でうろうろしました.meeting の後も少し歩いて同行の方と夕食をとって部屋に戻りました.
私は二度目で前回だいぶ探検しましたが,同行の方はあまり観光的なことに興味が無いようで,せっかくの Paris なのですが,ちょっと勿体ないような気もしますが,人それぞれですね.

そんな感じなので,Paris での自由時間は朝ぐらいだったので散歩途中の snap shot を幾つか.
桜も咲いていたのに,朝は雪が降るくらい寒かったです.丁度日本も寒くなって時期で世界的な傾向かもしれませんが,我々の日頃の行いが悪いのでしょうか.
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凱旋門 (Arc de Triomphe) から新凱旋門 (La Defense) を見る構図.
今回は La Defense で meeting がありました.Paris の中心部は景観を維持するためか高い建物がありませんが,ここ La Defense 周辺は開発地域のようで,高いビルが乱立していました.そのため位置の把握が難しく,目的の建物を探すのにちょっと手間取りました.
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2007年3月28日水曜日

Seoul

2007.03.07[Wed] から 03.09[Fri] にかけて韓国はソウルに出張してきました.
ソウルへは,羽田空港から金浦空港へ飛行機が飛んでおり,今回は JL8833便とJL8832便を利用しました.羽田空港の国際線は初めてでしたが,国内線の巨大なターミナルに比べて国際線はまるで地方空港みたいにこじんまりとしておりました.
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丁度 3月から,国際線の持ち物検査が厳しくなり,米国並みに 100ml 以上の水分やジェル状物質の持ち込みが制限され,係員が注意喚起しておりました.
韓国も初めての地ですが,街は予想通りハングル文字ばかりで,ほとんど漢字も見当たりません.訪問先の人にも聞いたのですが,最近の韓国の人も,自分の名前の由来となっている漢字くらいは知っているが,それ以外はほとんど漢字を使うことは無いのだそうです.日本もそうですが,サッカーワールドカップ開催にあわせてアルファベット表記を増やしたようですが (日本の場合はハングルと中国語) それでも十分とは言えません.見慣れないフォントなので,駅名を探すのですら一苦労です.日本に来た欧米人の気持ちが少しは分かるような気がしてきました (今では殆どローマ字表記があるのでそれほど困らないとは思いますが).
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物価としては,日本よりは若干安いかな,という印象です.そのためか,雪が降っているような季節にも関わらず,日本からの観光客らしき女性のグループ (の声) がホテルや街でよく目 (耳) にしました.確かに食事も main dish 以外に side dish が必ず何種類か出るので,食費としてもそれほどかかりません.最も辛いものが多い (無料の付け合わせもほとんどがキムチ系) ので嫌いな人にはつらいでしょうが.
通貨単位はウォンですが,日本円に比べて桁が少し大きいので何となくお金を沢山もっているような気持ちになります.
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ソウルの中心部付近にあるロッテ百貨店の地下は,地下街から繋がっており,そのせいか人が集まっており,かなり充実した作りになっています.例えば eat-in 的なちょっとした食事ができるエリアと,いわゆるデパ地下的な食品街およびお土産用の韓国の名産品を集めたもの,ブランド品が集まっている一角もありました.ロッテ百貨店の上のフロアーには行かなかったので,その他の階の様子は不明ですが,少なくとも地下は改装したてのようで,こぎれいになっていました.
あと,日本にはまだ 1店舗しかない Krispy Kream Doughnuts が既に進出しており,何店舗かみかけました.
個人としてまた積極的に来ようとはまだ思えませんが,言葉の問題が解決できれば (慣れかもしれませんが),意外に良い土地柄かも知れません.

2007年3月12日月曜日

秒速5センチメートル

表題は桜の花びらが落ちる速度を表している.「ほしのこえ」で一躍脚光を浴びた新海誠監督の3作目の映画のタイトルである.
本編は「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」から構成されるが,それぞれ主人公の小学校時代,高校時代,社会人の一部を切り取った連続する物語.最初の 2編に比べて最後が今ひとつ消化不良でやや救いの無さを感じる部分が,ひょっとして時間が無かったのかなと思わないでも無い.全編を通してある種の切なさをこれでもかと畳み掛ける感じは,人によっては傷口に塩を塗られているようではあるが,風景描写は好感が持てる作り.

2007年3月2日金曜日

Twenty Four - Season III

ずいぶんと時間をかけてようやく 24 Season III の DVD を全部観ることが出来ました.
Season I, II のときは週末に観てしまうとついつい深夜 (早朝) まで止まらないこともしばしばだったので,今回は慎重に時間帯を選んだり,出張の飛行機で観るなどの工夫 :-) をしました.特に前回の Bay Area の出張時に 6話くらいを一気に観ました.往路の飛行機の電源が故障という PC のバッテリの制限が無かったらもう少し観られたと思いますが.

感想はというと,今回はずいぶんと人を殺しすぎじゃぁないか,という気がしました.もちろん,そこが予想と違った驚きとなって,言葉は悪いのですが面白さになってはいるのですが.それと関連して,Jack Bauer がちょっと汚れ役が多いのは,この回から (?) Kiefer Sutherland が Co-Producer になっていることと関係があるのでしょうかね.
これによって,これまでの Season I からの主要人物がかなり入れ替えになるのでしょうね.それぞれの story と一緒でダラダラするまえにすぱっと切り替えてしまう (新しい episode に切り替えていく) あたりがきっと人気の秘密でしょう.本国では Season VI が放映中のはずで,日本でも先日 BS を zapping していたら Season IV が放映中であわてて切り替えてしまいました.

ちらりと観た感じでは,本国では HD 放送しているみたいですね.借りている DVD も映像が横長なのでそうではないかと思っていたのですが,日本での地上波を観る限り (地上ディジタルでも) SD 放送だったので,おかしいなぁと思っていました.そうすると,やはりちまちま DVD を借りるよりは,いよいよ HD 放送対応の Hard Disk Recorder を買いたいなぁとふつふつ思ったりします.
なかなか踏ん切りがつかないのは,各部品の単価の割に価格が高いなぁと思うところです.だって 500G の HDD なんかもう 2万円をきっているわけですし,アナログの録画 (MPEG2 変換) なんかもう必要ないし,あるいは枯れてて chip も安いはずだと思う訳ですよ.ディジタルなんか TS 信号そのまま保存してしまえばよいわけなので,かなり楽に (安く) 作れるはずですよ.動的に圧縮率を高めたり,とかいう部分に技術をつぎ込むよりは,HDD の容量増やしてしまえばよいわけででしょ.どうしても容量減らしたい場合は適当に I-frame を適当に間引くとかすればいいんじゃないかな.
なので,もっと simple で安く作れると思うのですがね,1TB くらいで 10万くらいでどうでしょ.directory 機能を少し smart にするsoftware 部分にちょっとお金をかけて.